気温や湿度が高い夏は、水回りなどを放置するとにおいやヌメリ、カビの温床に。ポイントを押さえた掃除や予防ケアが大切です。そこで今回はインスタグラムで人気のラク家事研究家・みなさんに、とくに気になるキッチンと浴室を、最小限の手間ですっきりさせる掃除のテクや便利グッズを教えてもらいました。

<キッチン編>簡単なテクで苦手な汚れを一掃!

毎日使うキッチンですが、とくに夏場は、シンクの排水口からのにおいやヌメリ、カビに要注意! 集中ケアして、さっぱりさせましょう。

<写真>栓を取り一気に流すと、パイプにたまった油汚れなどが落ち、においがすっきり

●ゴミ受けのヌメリ:泡タイプの塩素系漂白剤をかけるだけ!

排水口のゴミ受けのヌメリは、放置するとカビが発生。

「泡タイプのキッチン用塩素系漂白剤をかけ、約5分おいて水で流せばきれいになります」

必ずゴム手袋をし、換気扇を回して行いましょう。

 

●排水口のにおい:シンクに湯をためて一気に流すだけ!

100円ショップで買えるシリコンラップなどで排水口に栓をし、40〜50℃の湯をためます。

「栓を取り一気に流すと、パイプにたまった油汚れなどが落ち、においがすっきりしますよ」

 

<浴室編>便利グッズでラクに汚れを予防!

湿気がこもりやすい浴室は、放置するとカビやヌメリが大量発生! 浴槽、排水口、床、それぞれに合う優秀グッズを活用し、ラクして清潔を保ちましょう。

●浴槽内の水アカ・ヌメリ:柄つきのスポンジに替えるだけ!

浴槽は水アカやヌメリがこびりつく前に、毎日の掃除でケア。

「柄つきの浴槽用スポンジブラシなら、しゃがまなくていいのでラクチン。しっかり汚れは落としながら、素材を傷つけません」

・ユニットバスボンくん抗菌N-AL \1628〈価格は編集部調べ〉(山崎産業)

 

●排水口のヌメリ&ゴミ処理:ステンレス製に替えるだけ!

排水口のゴミ受けトレーは、プラスチック製だと掃除しにくくヌメリも発生しやすい状態。

「パンチングタイプのステンレス製に替えると、ヌメリが減少。髪の毛などのゴミも取り除きやすく、掃除がラクに」

●床のヌメリ:床専用ブラシを使うだけ!

浴室の床は、普通のスポンジだと溝の部分が洗いにくく、汚れが残ってヌメリや黒ずみの原因に。

「専用ブラシなら床の溝に入り込み、力を入れず軽くこするだけで汚れが落ちます」

・BT751お風呂床用ブラシスポG \880(アズマ工業)

ほかにも、8月2日発売のESSE9月号では、夏の「料理・掃除・洗濯」を最小限に抑えて乗りきるワザを紹介しています。さらに、タレントのミキティこと藤本美貴さんの家事ルールや夏休みの過ごし方にも密着! 今日からマネしたいアイデアがめじろ押しです。ぜひチェックしてみてください!

 

塩素系漂白剤など「混ぜるな危険」の表示がある洗剤は、酸性のものと混ざると有毒ガスが発生します。混ぜるのはもちろん、酸性洗剤や酢、クエン酸など酸性のものを使った直後に使うのは避けてください。また、塩素系漂白剤を使う際には換気をしっかりし、手にはゴム手袋をはめ、目より高い位置で使用する場合はゴーグルを着用してください。建材や設備素材は中性洗剤以外では傷つけたり、使用禁止の旨が書かれていることがあります。使用前に取り扱い説明書を確認してください。