水道光熱費がかさみがちな夏シーズン。少しでも節約する方法はあるのでしょうか? 洗濯に関する電気代や水道代について、どっちがおトクなのかプロに聞いてみました。

おうちの気になる水道光熱費。洗濯はどっちがおトク?

大量の汗をかく夏は、洗濯の回数も多くなりがち。いつもよりも水道代・電気代が…と悩む人も多いですよね。少しの意識で洗濯を節約しましょう。「どっちが安いの?」という気になる疑問について紹介します。

●たて型洗濯機vsドラム式洗濯機

ドラム式が1回約5円おトク!

11kgタイプの洗濯機で1回の洗濯にかかる費用は、ドラム式の場合消費電力が69Whで電気代約1.86円、水量は78リットルで水道代約17.78円と合計で約19.64円。

一方、たて型は消費電力量120Whで電気代約3.24円、水量は93リットルで水道代約21.2円と合計で約24.44円。ドラム式が1回約5円おトクです!(エネチェンジ調べ)

●浴室乾燥機vsドラム式の乾燥機能VSガス式乾燥機

ドラム式の乾燥機能がいちばんおトク!

浴室乾燥機は消費電力が約1250Wと高く、3時間の使用で電気代は101.25円にも。一方、ドラム式洗濯機の乾燥機能(ヒートポンプ式、乾燥容量6kg)の電気代は約22.41円。

ガス式乾燥機(5kgタイプ)は乾燥時間は約52分と最短ですが、ガス代は約46.67円。ドラム式の乾燥機能がおトク!(エネチェンジ調べ)

●ふつう洗いvsスピード洗い

スピード洗いがおトク! 電気代が約20〜50%、水道代が最大30%減に

あまり汚れていない衣類の場合、スピード洗いがおすすめ。すすぎの回数や脱水時間が減るため、電気代で約20〜50%、水道代で最大約30%も節約になり、時間も10〜30分短縮に。

ちなみに、洗濯物を入れるときは重いものを下、軽いものを上にすると、回転時の負荷が軽減されてよく回り効率よく洗えます。(エネチェンジ調べ)

●ためすすぎvs注水すすぎ

ためすすぎがおトク! 最大50%節水に。

すすぎ方式には、設定水位まで水をためてすすぐ「ためすすぎ」と、設定水位に達したあとも給水しながらすすぐ「注水すすぎ」が。注水すすぎは汚れがよく落ちる一方、水道代がアップ。

注水すすぎ1回とためすすぎ2回で比較しても、ためすすぎ2回の方が水量が少なく最大50%の節水に。家庭にあったモードを洗濯機で選んで。(エネチェンジ調べ)

 

●残り湯の活用法

<洗濯の「洗い」だけ残り湯にすれば節約に。入浴剤入りでも基本OK>

残り湯で洗濯すると汚れが落ちやすく、節水にもなりおトク。入浴剤入りでも基本的に使用OK。入浴剤の色が洗濯物に移らないように、使うのは「洗い」だけで、「すすぎ」は真水にするのがコツ!(エネチェンジ調べ)