子どもの頃、パン屋さんに並ぶ“キャラクターパン”に心を踊らせた人は多いかと思います。

アンパンマンの顔を模したアンパンや、ウサギの顔を象ったクリームパンなど、見るだけでウキウキしましたし、実際に食べれば普通のパンの何倍も美味しく感じたものです。

思い出すと懐かしさがこみ上げてきますが、現在ツイッターでは、その“究極系”のようなパンが注目を集めているのをご存知でしょうか。

ワニパンの思い出。

作ったパンはいつも食べてなくなっちゃうから、。

(@konel_breadより引用)

(@konel_breadより引用)

ツイートの投稿主は、ブレッドアーティストの「Ran[Bread artist](@konel_bread)」さん。筋肉くまパンやマグロの解体パンなど、ユニークなパンを披露し、たびたび話題になっているアーティストさんです。

今回、Ranさんがお披露目した作品は、なんと巨大なワニのパン。

その表情からは愛嬌のようなものも感じられますが、身体はド迫力のビッグサイズで皮膚もゴツゴツしていて分厚そう。そして、大きな口をガバーッと開けてみると……すごい! 口内は赤くて、ちゃんと歯も生えてる!

(@konel_breadより引用)

ファンタジーな雰囲気を醸しながら細部まで精巧に作り込まれたこの“ワニパン”は、ツイッター上で多くの人の視線を釘付けにし、ツイートは1.7万件のいいねを獲得(6月22日時点)。数多くのコメントも寄せられました。

「完全に水中から獲物を狙っている目w口を開けた姿が可愛い」

「もらったらめちゃくちゃ嬉しいやつ」

「すご!!! かわいい!!! 」

「Cute!!」

「Rock and Roll」

また、Ranさんが別途アップした動画を見ると、その迫力がさらにダイレクトに伝わってきます。

過去1番に大きなパンを作りました。全長約70cm。 pic.twitter.com/rhG18UH2kw- Ran (Bread artist) (@konel_bread) June 17, 2022

このワニパンはRanさんが今まで作った中でも最大級のパンで、その大きさはなんと全長約70cmにもなるのだとか! ちなみに、緑色の皮膚を表現するために抹茶を使っていて、あんバターとの相性もとてもいいのだとか。うう、一口食べてみたい……。

○ツイ主さんに聞いてみた

突如ツイッター上に出現し、一気に注目を集めたこのワニパン。今回は作者のRanさんに、製作時の舞台裏などについてお話をうかがいしました。

ーーこの巨大なワニパンを作ろうと思ったキッカケなどあれば教えてください。

過去1番に大きなパンを作ろうと思い、大きなものでパンにしたら楽しそうなものを考えた結果ワニになりました。ちなみに、それまでの過去1番サイズはマグロでした。

ーーちなみに、口の中の赤色はどうやって表現しているのでしょう? また、このパンはどんな味がするのでしょうか?

赤はビーツで色をつけています。緑部分の抹茶の風味がする、ほんのり甘い食パンです。

ーー作る際に大変だったこと、気を付けたことなどがあれば教えていただけますか?

ワニは全長約70cmあるので、オーブンに入らないため、上半身と下半身とで分けて焼成しています。合体させたときに違和感なく一体化するように気を付けました。

な、なんと! 上半身と下半身を別で焼いていたとは、まったく気付きませんでした。Ranさんはこの他にもたくさんの楽しいパンを作られているので、気になる方はぜひ引き続きチェックしてみてくださいね!

ワニパンの思い出。作ったパンはいつも食べてなくなっちゃうから、。 pic.twitter.com/N6Sioj965o- Ran (Bread artist) (@konel_bread) June 18, 2022

70cm。さすがに食べきれないので、小分けしてお裾分けしました。ちなみにワニの緑は抹茶の色。あんバターとの相性◎ pic.twitter.com/NTnDQRxsbl- Ran (Bread artist) (@konel_bread) June 18, 2022