食費月1万5000円の工夫と、食費月10万円超の苦悩。節約生活のネックは夫!?
生活に直結するさまざまなものの値段が高騰中です。今回はESSE読者416人にアンケートを実施。みんなのおうちの食費事情について、詳しく聞いてみました。
毎月の食費はいくら?月2万円以下猛者がやっている節約術
20代〜60代までの既婚女性416人に、1か月の食費をいくらくらい使っているのか聞いてみました。
<グラフ>食費4〜5万円台、続いて3万円台、6万円台もボリュームゾーン
グラフのとおり、食費の幅は広いながらも、4〜5万円台が多いという結果に。
10万以上…12人
9万円台…12人
8万円台…19人
7万円台…29人
6万円台…58人
5万円台…87人
4万円台…93人
3万円台…65人
2万円台…31人
2万円以下…10人
家族の人数や子どもの年齢が違ったり、外食を含めてお答えいただいたケースもあったりと単純な比較はできませんが、2万円以下に抑えている人のなかには食べ盛りのお子さんがいるご家庭も! どんな節約術を使っているのでしょうか?
●スーパーの特売表示に惑わされない!
「とにかく相場を覚えるのが先です。これが特売だ! と思っても、高い設定をしているスーパーもあります。激安スーパーであっても値段をしっかり見て、ほかにも買うものがなければ、自転車で行けるかとクルマで行くのかも大事。わが家はレクサスなので、ガソリン代の方が高くつかないかを考えます」(埼玉県・29歳)
この方は夫、妻、小学生、幼稚園、0歳児のお子さんの5人家族で、毎月の食費を1万5千円に抑えているそう。食費のみならず、ガソリン代も高騰している昨今、お買い物の交通手段までトータルで考えているのは賢いですね。
●節約上手の共通点!買い物は常に慎重
「家計簿をつけています。(月2、3回レシートで金額をチェックしてあとどれくらい使えるか把握してオーバーしないようにしています)。○○の素などは買いません。ネットでレシピを調べて家にある調味料でつくります。食品の最安値が分かったら、そこでしかその食品は買いません。たとえば牛乳はドンキで! 毎週金曜日は毎日のおかずの残りがあったりするので、残りものプラスにみそ汁と納豆ですませてしまいます」(静岡県・32歳)
この方は、自分と夫、2歳の子ども1人の3人家族で毎月2万円以下! 家計の見直しをして食費にあてられる金額が2万円だったので、2万円を超えないようにしているそう。
親子丼をつくるときも、胸肉1枚でタマネギ、モヤシ、シメジなど野菜を入れてカサ増ししたり、残ってる野菜などの食材で料理するなど、無駄な買い物をしないような工夫をたくさんされていました。
●レトルトや冷凍食品は自分でつくるより安い場合も…
「肉は底値(胸肉37円、豚77円など)のときにまとめ買いしています。豆腐やモヤシ、旬の野菜を使ったり、朝イチのスーパーで値引き品を買ったり、レトルトや冷食は自分でつくるより安いものだけ買っています」(神奈川県・42歳)
野菜は刻んで冷凍し、家庭菜園もやっているというこちらの方。夫、長女(4歳)の3人暮らしで、食費は2万以下に抑えているそう。
おすすめの節約メニューは、エノキの唐揚げ、パン耳フレンチトースト、豚丼、そしてお写真の豆腐ドーナツです。
食べ盛りの子どもがいると、食費月10万超え!
アンケートで食費が月10万を超えていると回答した女性の多くが、小学生から大学生までの食べ盛りな子どもがいるご家庭でした。「これから先、教育費がかかるので、少しでも食費を減らしたい」という声が多数。現状どんなことに困っているのかも聞いてみました。
●子育てに追われて節約どころじゃない…
「毎月子どもと大人のおやつが多すぎるのでそこを改善したい。また育児疲れを言い訳に外食やテイクアウトが多いのでどうにかしたい」(大阪府・43歳)
夫、小学生2人と未就学児1人がいる5人家族の主婦の方。育児は本当に時間を取られるので、なかなか凝った節約料理がつくれないですよね。
●日常使いの食材はなるべく安いお店で!
「ヨーグルトや卵、納豆など、好きで食べてるメーカーのものはOKストアで買う」(神奈川県・44歳)
中学生と高校生の子どもがいる主婦の方。家族が多いと、自動的に家事にかかる時間も増えますし、買い物もひと苦労。あらかじめ、行きつけの安いスーパーでしか買わない! と決めておけば効率がよさそう。
夜遅くにスーパーへ行き、値引きのお総菜を買うという人もいました。
●子どもたちにたくさん食べさせたい!大量の野菜冷凍ストックで節約
「安いときにまとめ買いして冷凍野菜にして備蓄しています。写真は、パプリカ(千切り・乱切り)・小口ネギ・エノキ。ほかにもコマツナやニラ(切って水気をきってパラパラ状態)、ホウレンソウ(ゆでて小分け状態)なども冷凍ストックしています」(兵庫県・45歳)
夫と6年生、4年生の子どもがいる4人暮らしの方。お肉もまとめ買いができたときには、チキンライス・炒飯の素をまとめてつくって、冷凍保存。長期の学校のお休みのときにもとてもラクだったそう。
●みんな一緒のお弁当ランチで節約!
「昼ごはんは子どもの分と自分の分もお弁当をつくるようにしています」(東京都・40歳)
夫と高校生2人、中学生2人、小学生1人、幼児1人という8人家族の方。お肉も野菜もたっぷりのお弁当、すごくおいしそう。
●節約生活のネックは夫!?
「私は食費節約したいが、とくにコロナになり、交際費も減っているので夫は家での食生活にこれくらいかけてもいいと考えていて難しいです」(神奈川県・44歳)
夫、高校生男子、中学生女子、乳児がいるという5人家族の方。「夫と買い物に行かないこと」と決めていました。
ほかにも、夫がスーパーで値段を見ずにどんどん買い物カゴに入れてしまい、節約する気が失せてしまったという人も。