「食品の値上げで食費が増えてしまった」「節約しているはずがなかなか食費が減らない」…。そんな人はまず、冷蔵庫の使い方を見直してみて! 今回は、夫と5歳の息子と、3人家族で月の食費が驚きの約2万円のmemiさんに買い物のコツや冷蔵庫の収納法を教えてもらいました。

買い物はおトクな食材を中心に購入

買い物でとくに気をつけたいのが、必要以上に買ってしまうこと。自分たちにとっての「必要な量」を把握しておくと安心です。また、食材はなるべく安く購入する方法を探します。

無理なく食費月2万円をキープする食材&献立メモ<写真>

●食べきれる量を決めてそれ以上は買わない

合計 3739円

メイン用の肉や魚は2〜3種類、加工品、豆腐類は合計3〜4種類など、だいたい1週間で使いきれる量は把握しているので、必要な分だけを購入します。

 

●肉は特大パックを2週間に1回購入

鶏胸肉や豚こまなどは業務スーパーのメガパックを購入。「割安なので2週に1回まとめ買いし、使いやすい分量ずつ小分け冷凍しています」

●見きり品や値引き品も必ずチェック

スーパーに行ったら、必ず値引き品や見きり品をチェック。「野菜などはかなり安く買えます。保存の仕方次第で、十分おいしく使えますよ」

献立は食材を使いきるレシピを考案

 

冷蔵庫の残り食材を優先して使いきるよう考えつつ、購入食材を組み合わせて3、4日分の昼と夜の献立を考案。「こうしておけば、悩まずに準備ができて、ムダが出ません」

 

食材の下処理と収納法。食材は使いやすい形に!

買い物をしたあと、冷蔵庫にそのままいれず、先に決めた献立にそって食材を使いやすい形にしてから収納します。見やすく取り出しやすくなることで、料理がしやすくなるだけでなく、次の買い物のときにも足りないものの把握が楽になります。

●(A) モヤシと青ジソは水につけ、ミニトマトはヘタをとる

モヤシは水につけて保存。毎日水を取り換えれば1週間はシャキシャキ。青ジソは茎を水につけ、ミニトマトはヘタを除いて洗い、水気をふいて保存すると長もちします。

●(B) 袋入りの食材はつり下げて収納

ゴマやふりかけなど、袋入りの食材はダブルクリップではさみ、フックにかけたつっぱり棒にリングでつり下げ。「使うときは片手でさっと取れて、庫内で迷子になりません」

●(C) 使用頻度の高い食材はひとまとめに

ハムやベーコン、カニかまなどよく使う加工食品は100円グッズのカゴに仕切りをつけ、種類別に立てて収納。「カゴを引き出せば在庫がひと目でわかり、使い忘れを防止」

●(D) 嗜好品も在庫がすぐにわかるように管理

缶ビールがぴったり4個入る持ち手つきラックも、100円グッズのもの。「在庫がわかりやすいので買いすぎがなくなり、冷蔵庫の奥行きを有効活用できて整理しやすくなるんです」