国内800を超えるすべてのお店で国産の小麦粉から麺を打ち、その場でつくりたてのうどんが味わえる「丸亀製麺」。もちもち食感の麺はまさにCMの「うどんで、あなたを驚かせたい」というフレーズ通り。定番メニューもちろんですが、見過ごすことができないのが「期間限定メニュー」です!

そこで今回は週2〜3回通い、自他ともに認める丸亀好きのESSEonline編集部員が「夏うどん」についてレポート! つるっとのどごしの麺で夏を感じてみてはいかがでしょうか。

丸亀製麺の夏うどんは今年も豊作!あえてお持ち帰りで味わってみた

今回私がご紹介したいのは、6月15日に発売したばかりの「鬼おろしシリーズ」です。正直、その前に発売していた「トマたまカレーうどん」が終わると聞いたときはショックを隠し切れませんでしたが、この「鬼おろし」もとにかく期待値が高い商品。

というのも、「鬼おろし肉ぶっかけうどん」は、つるっとのどごしのよい麺に、濃いめのだしとシャキシャキ食感の鬼おろし、そして牛肉が見事にマッチ。

さっぱりといけるのに甘みやコクを感じられるハイレベルな一杯で、2018年からの夏季限定冷やしうどんの中でいちばん人気の商品で、丸亀夏うどんの“絶対王者”です。

もちろん今年も発売されているのですが、注文後に牛肉とタマネギを焼いてできたてを提供するという、“焼きたて”鬼おろし肉ぶっかけに進化していました。絶対王者なのに、さらに進化してカムバするとはなんと恐ろしい…! より満足度の高い商品に仕上がってます。

●絶対王者に待ったをかける「新参者たち」

そして、今年はその鬼おろしシリーズに「鬼おろし鶏からぶっかけうどん」と「鬼おろし豚しゃぶぶっかけうどん」の2種類が仲間入り。鶏・豚・牛とお肉のBIG3がそろった形なので、その日の気分に合わせて選択肢が広がるのは丸亀好きとしてはうれしいですよね。

こちらが「鬼おろし豚しゃぶぶっかけうどん」。ポン酢ダレと鬼おろしに添えられている刻みユズの風味でさっぱりといけ、より清涼感が味わえます。

そして、なんといっても豚肉がすごい! 薄切りということで、ぱっと見は「あれ…ウスイ…?」と思うのですが、そこはさすがの丸亀クオリティ。

やわらかいのにしっかりとした弾力や食感も楽しめ、さらにお肉自体にさっぱりとしただしのうま味がしみ込んでいるのでうどんとの相性も◎。計算された味わいは、つるっといけるのに、食べごたえ抜群です! 夏バテ気味の日やさっぱりしたいときにおすすめ。

そして、もう1つが「鬼おろし鶏からぶっかけうどん」。その名の通り“から揚げ”がメインの、食べごたえがある商品ですが、こちらはちょいたしを試してみたいということもあり、あえてお持ち帰りをすることに。

「鬼おろし鶏からぶっかけうどん」堪能レポート

●注目すべきはから揚げとナス!

家に到着し、「鬼おろし鶏からぶっかけうどん」を早速開封。中身は刻みユズがのった鬼おろし、ナスの揚げびたし3つ、そして鶏のから揚げが3つ入ってます。フタを開けた途端、ユズのさわやかな香りがダイレクトに鼻へと…!

余談ですが、丸亀製麺ではお持ち帰りに上のような容器をもらえて、これに店内に置いてあるネギや天かすを入れて持ち帰ることが可能です!

ということで、だしの入った器に、うどんの麺と具材を盛りつけ、その上からネギと天かすをトッピング。から揚げの存在感が大きく、ボリュームも満点です。

から揚げには鶏モモ肉を使用し、なんと天ぷら人気No.1のかしわ天と同じニンニクしょうゆベースのタレで味つけをしています。数ある天ぷらの中で、かしわ天が推しだという方も多いと思いますが、あの味つけがから揚げで味わえる日が来るとは夢のよう…。

個人的にはジューシーな鶏のうま味に衣のサクサク食感が楽しめるので、かしわ天よりもこちらの方が好きかもしれません…!「鶏ももから揚げ」は単品でも発売しているので、ぜひ見かけた際は食べてほしい一品です。

そして、意外と思われるかもしれませんが、豚しゃぶにも入っている「なすの揚げびたし」が本当に最強。肉厚のひと口大の揚げナスは、だしがたーっぷりと含まれているため食感はとろっとやわらかいのですが、噛むたびに口の中でじゅわーっとうま味が広がります。

このナスだけでも十分主役として成り立つのでは…? というくらい衝撃を受けました。きっとナスもこだわりがつまってるんだろうな…と思うと、今回から入れてくれた開発担当者の方にはありがとうという気持ちでいっぱいです(笑)

おうちでアレンジを何段階も楽しむ

●オリジナルのから揚げ丼に挑戦…!

そして、私が試したかったのは「から揚げ丼」。というのも、丸亀製麺でご飯を頼んでオリジナル天丼を楽しむという方法があるのですが、せっかくならば「から揚げ丼」もやるべきだろう…! とメニューを見たときから心に決めていました。

そして、先述した通り「鬼おろし鶏からぶっかけうどん」にはから揚げが3つも…。本当は全部うどんと一緒に楽しみたいところですが、あえて残してオリジナルの丼に挑戦。

ご飯の上に、ひと口大程度にから揚げをカットしてのせ、さらにその上から天かすとネギをトッピング。もうこれだけでビジュアルがすごくないですか…? 赤が欲しい場合は七味などもおすすめです。

そして、最後にだししょうゆを軽くかけたら完成!

おうちでから揚げ丼をつくるメリットとしては、ご飯の量を調節できるということ。また、食べたいタイミングで調理ができるので、小腹が空いたときにもぴったりです。 

そして、食べ進めてきたところで味変要素として温玉を追加。とにかくビジュアルがすばらしい! から揚げのジューシーなうまさにとろっとした温泉卵に絶品。でも、まだ終わりではありません。

天ぷらのお持ち帰りでも紹介しましたが、最後にだしを入れて、から揚げ茶漬けにしてフィニッシュ。薄めのだしでも、から揚げや温玉で味がついているので大満足! 最後の最後まで楽しむことができました。

●アレンジして気づいた。衝撃の事実

おなかも心も満たされたところで今回のアレンジを振り返っていたのですが、丸亀製麺には温泉卵もだししょうゆもかけだしもそろっています。ということは、おうちでなくても、このアレンジはできたのでは…? という衝撃的な事実にたどり着きました。

ならば、おうちでしか楽しめないアレンジは…? と考えたところ、非常にベタですが、店舗にない調味料をから揚げにかけてみることに。

まずはタイ料理でおなじみのスウィートチリソース。香ばしくジューシーなから揚げに、甘辛いタレがよく合います! エスニックな味が楽しめ、パクチーと合わせてもいける気がします。

そして、こちらは油淋鶏風にアレンジ。ネギをのせて市販の油淋鶏のタレをかけただけなのでとても簡単ですが、うどんにも合いそうな予感! 機会があったら今度試してみようと思いました。

いかがでしたか? 今回ご紹介した丸亀製麺の夏うどん「鬼おろしシリーズ」は、夏の暑い時期に“涼”を感じられる商品です。ぜひ、あなたの推しの鬼おろしと楽しみ方を見つけてはいかがでしょうか?