貯めてる夫婦が共有する「手書き家計簿」。あえてアプリではなく手書きで
夫婦で協力すれば、年100万円以上の貯金も夢じゃない!? ここでは年100万円以上を貯めるUさんに取材。手書き家計簿をシェアしたり、毎月振り返り会をすることで、夫婦で協力して貯蓄を増やすUさんに、おトクワザについて教えてもらいました。
手書き家計簿で家計を夫婦でシェア。老後も見越して年300万円貯金をキープ
夫婦で協力しながら家計管理を行うUさん一家。週ごと・月ごとにしっかりとわかりやすい家計簿をつけることで、年100万円以上の貯金を実現しています。
<Uさん(28歳)>
夫(33歳)、長女(3か月)で3LDKの賃貸アパート暮らし。結婚4年目。看護師としてパート勤務。現在、育休手当を受給中。昨年5月、夫がキャリアアップを目指して転職。
●夫婦で一緒にお金の勉強。ワクワクする会議も実施
コロナ不況真っただ中の妊娠をきっかけに、この先必要になるお金のことに危機感を感じたというUさん。生まれてくる子どものためにも本気で家計を見直そうと夫婦で一念発起しました。
結婚当初から漠然と貯蓄の意識はあったものの、子育てや老後について考えることで行動が本格化し、貯蓄のスピードもアップ!
「夫婦で月イチのお金会議をするようになって、わからないことを教え合ったりワクワクする将来のことを話し合ったりして、楽しく家計管理ができるように。そのためにも家計簿はアプリではなく、あえて手書きにし、収支を2人で把握しやすいようにしました」
楽しみながら、夫婦で協力して着実に貯蓄を増やしています。
Uさんの貯めヒストリー
Uさん夫婦が結婚してから今に至るまでの貯蓄歴を追いました。
●2018年9月 結婚。仕事や副業で収入アップを目指す
本業の看護師として夜勤や休日勤務をどんどんこなして、バリバリ稼ぐ一方、フリマアプリやブログなどのプチ副業をスタート。
●2019年1月 引っ越し、新婚旅行でややペースダウン
結婚にまつわる物いりで貯金が180万円減。妻が正社員からパートになり、収入もダウン。
年間 150万円貯金
●2020年1月 コロナを機に投資を開始。夫は転職へ
コロナ不況に危機感を感じ、夫婦でお金の勉強と節約、積立投信なども開始。不況に負けない家計を目指す。さらに、収入アップのために夫が転職。
年間 368万円貯金
※夫の退職金や給付金などは除く
●2021〜2022年 出産で妻は育休へ。コツコツ貯め継続
出産費用や妻の育休入りなどで貯金が一時的にペースダウンするも、立て直しに成功。
手書き家計簿の「貯まる」秘密
家計簿を手書きにして夫婦で収支などの情報を共有。お金についての意識を高め、貯めワザを実践しているUさん。やってよかった楽しいワザを厳選して紹介します。
●夫婦で共有しやすい手書き家計簿
家計簿は1か月の収支がノートの見開きでわかる手書きに。
「アプリよりも手書きの方が、書き込みができて使い勝手がいいですよ」
・月末に夫婦で振り返り会をしてモチベーションアップ
家計簿を見ながらマネー会議を実施。
「自分だけだとスルーしてしまうムダづかいを夫に指摘されたり、たくさん貯金できるとほめてくれたりするので、がんばりがいがありますね」
・月の支出表
<POINT>文字を色分けして見やすく。「カラーペンを使ったり、シールをはると楽しいですよ」
<POINT>収入と固定費、変動費に分けた支出が一目瞭然。費目の横に反省点をメモすることも。
・週の支出表
<POINT>日付、使った内容、金額をメモするだけ。食費はマーカーで色分け(内食、外食)して管理し、使いすぎを防止。
・将来のプラン
その年のライフイベントを記入したメモを7年後の35歳の分まで作成しているUさん。
「たとえば3年後は第2子出産予定と予測して支出をざっくりと把握。早めにわかれば、貯金のプランも立てやすくなります」