俳優・本田礼生さんインタビュー。「家電が好き。おいしいご飯が炊ける炊飯器も!」
ESSE本誌で連載中の『ドルオタが行く!』のこぼれ話をESSEonlineで紹介! 7月号に登場してくれたのは、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン、舞台『鬼滅の刃』など多くの人気2.5次元作品でも活躍中の俳優、本田礼生さんです!
本田礼生さんにインタビュー!役づくりや休日の過ごし方、ルーティンは?
7月には、初演から出演している人気シリーズの新作、MANKAI STAGE『A3!』ACT2!〜SUMMER 2022〜が上演される本田礼生さん。MANKAI STAGE『A3!』通称『エーステ』の魅力や2.5次元作品の役づくり、休日の過ごし方、舞台でのルーティンなどをたくさん語ってくれました。
●どの組よりも、観ていていちばん楽しんでもらえる組でありたい
Q1.2018年の初演から出演されているMANKAI STAGE『A3!』の魅力とは?
『A3!』は劇団を舞台にした話で、メインとなるMANKAIカンパニーには春組、夏組、秋組、冬組の4組があります。『エーステ』でも公演ごとに各組をメインにしたストーリーができるので、毎回違う楽しみ方ができるんです。劇中劇もあるし、楽しめるポイントがたくさんあるのが魅力なのではないでしょうか。
Q2.演者として楽しいと思うのはどういうところですか?
いちばんは、キャラクターが魅力的ですよね。それぞれ個性があって、組ごとにも色があって。あとはやはり演劇の話なので、ストーリーのなかでも演劇に重きをおいているところが、役者として楽しいと思える作品です。
Q3.にぎやかなコメディ劇を得意とする夏組として心がけていることは?
シンプルに、どの組よりも、観ていていちばん楽しんでもらえる組でありたいと思っています。観てくださる方にハッピーになってほしいです。
Q4.演じている斑鳩三角(いかるがみすみ)と本田さんの共通点はありますか?
外見でいうと、顔のホクロがちょうど反対の位置にあって鏡に映ったようだったり、身長が一緒だったり。あとアクロバットが得意なところも共通点です。それと、三角は役に入るとガラッと雰囲気が変わるのですが、そこは僕もわりと近いタイプかなと思います。
Q5.夏組のキャスト同士はどんな関係性ですか?
お互いに言いたいことはハッキリ言うし、ケンカになることもあるけどすぐに仲直りする、すごく近しい存在です。今回の公演から加わる新(正俊)くんには、僕たちはすでに受け入れ態勢なので、自然に仲間に入ってきてほしいですね。でもそこはやはり夏組なので、巻き込むという感じになる気がします(笑)
●飾らない人間になりたいと思います
Q6.2.5次元作品のキャラクターの役づくりで大切にしていることは?
原作の漫画やアニメ、ゲームなどを参考にするのは、最初だけにしています。キャラクターになりきるときになにが大事かなって考えると、第一印象だと思うんです。そのキャラクターから入ってくる情報や声のイメージ、立ち方だったり…。舞台に立ったときに、自分が最初に受けた印象を、お客様も同じように感じられると、いちばんいいのかなと思っています。だから、自分で最初に感じたイメージを、なにも考えずともまとえるようになることがベストな状態ですね。
Q7.今後の目標があれば教えてください
今は目の前のことにひとつずつ集中して向き合いたいので、具体的な目標はないですが…。俳優としても人としても、飾らない人間になりたいと思います。飾っていない人のほうが、僕は好きだなと思うので。
●ルーティンは、開演10分前に舞台上で手を合わせること
Q8.普段から料理をするという本田さん。どんなものをつくっているのですか?
家電が好きで、おいしいご飯が炊ける炊飯器をもっているんです。だから、それでいつもご飯を炊いて、ご飯に合う簡単なおかずをつくって食べていますね。
Q9.休日の過ごし方の定番は?
お昼の1時くらいに起きて後悔してから、ゲームするか映画を見る。休みの前日に飲み物とか食材とかすべて買っておいて、休日はなるべく外に出ないようにしています(笑)。でも、フットワークが重いわけではないんです。思いたったらスピードは速いので。今はなかなか難しいですが、タイミングが合えば北海道に行きたいと思っていて。それも、牧場のソフトクリームが食べたいだけの理由です(笑)。行きたいなぁ。
Q10.欠かさないルーティンはありますか?
プライベートではなにもないですが、演劇に関してはいくつかあります。舞台の本番前には時間をかけてストレッチとアップをする。ひととおりセリフを声に出して確認する。それから開演10分前に、舞台に上がって絶対に手を合わせます。なにかにお祈りをするというよりは、自分を静めるためだったり、劇場に来てくださったお客様や幕が開くことへの感謝だったり…。先輩がやっているのを見て、僕もやるようになりました。