ハウスメーカーの家に住んで10年。LDKの模様替え時、大きすぎたソファで後悔
ハウスメーカーで注文住宅を建てて10年。リビングの模様替えをきっかけに、設計当時は気づかなかった問題に、直面することになった日刊Sumaiライター。大きすぎるソファやコンセントの位置などで、頭を悩ますことに。住まいの計画は、末永く心地よく暮らすための視点が大事。そんな気づきとなる、失敗談を語ります。
ソファのサイズが、リビングには大きすぎた
わが家のソファは2人がけ+1人がけのL字型ソファです。設計の段階でリビングとダイニングキッチンという2つの空間を分けられるように、ソファの配置などを設計図に書き入れて選びました。しかし住み始めた当初から、「思ったより大きかった」「このレイアウトだと狭く感じる」など気になる点が。
ソファサイズは長い方が243cm。短い方が154cmのL字型。奥行きは94cmです。ゆったりとしていてくつげるソファですが、スペースはかなりとります。
今回の模様替えでソファを壁に寄せたら、LDKを広く感じるように。でも、ダイニングやキッチンカウンターとの幅は、かろうじて通れる状態。
こんなふうになるなら、ソファは小さめサイズ、L字の代わりにオットマンタイプでもよかったのではと考えてしまいました。
ソファとテレビの間が人の通り道で、落ち着かない!
設計の段階ではまず、ソファの位置を決めてからテレビの配置を決めました。結果、テレビの見やすさを考えソファの正面に。
一方、模様替えでソファの位置を変えてからは、斜めにテレビを見ることになり、少々不便を感じています。
ちなみに、わが家はもう1か所、ソファを寄せた壁にもテレビ端子が。しかしこれにつなぐと、南からの光の反射で、テレビ画面がよく見えません。結局、一度も使わないはめに。「もしかしたら使うかも」とのことで設置しましたが、これはムダな「もしかしたら」だったと思っています。
意外な盲点だったのが、ソファとテレビの間に、人の動線ができてしまったことです。
ソファに座ってテレビを見ていると、テレビの前を人が横切るので少々じゃまに感じるときがあります。生活動線ももう少しよく考えて、ソファ+テレビ配置を決めればよかったと思っています。
ソファの配置を変えたら、コンセントがなく不便に
ソファの配置を変えたことで、電源の確保が課題に。本や雑誌を読むためのリーディングライトを置きたいのですが、壁一面ほどソファが占めて難しい状態。
今は壁をはみ出してテーブルを置き、ライトを置いています。本当は壁につけた状態でソファ左右にライトを置きたいのですが、そのスペースは確保できていない状態です。
またコンセントの部分もソファを壁にしっかりとつけてしまうとコードが折れて危ないので、現在は電源タップを使用しています。これも床に埋め込み型のコンセントがあれば、便利だったなと思っています。
最初にソファ配置のバリエーションを、考えておくべきたった!
わが家はリビングとダイニングは一緒の空間。以前はソファで空間を分けるように配置していました。しかし、ソファの配置を変えたことで、ダイニングテーブルも配置を変えざるを得ないことに。ソファだけ変えるとダイニングの狭さを感じたり、ムダな空間が生まれたりなど、ここでも不便さが見つかったのです。
ダイニングテーブルは思いきって窓側に持っていき、ソファとの空間をつくりました。これで狭さなど感じることはなくなったものの、今度はダイニングでの照明の確保やイスの配置などまたまた問題が発生。
とりあえずは今の状態で落ち着いていますが、最善策ではないと感じています。ソファがもう少し配置換えしやすいサイズやデザインだったら…。
家を設計している段階では実際の空間の大きさがよくわからず、家具もなんとなく想像して、頭の中で理想をつくっていました。しかしリビングのソファはLDKのメイン家具。急いで決めずに、建てた家を確認してからほかの家具との組み合わせも考えて、決定すべきだったなと後悔しています。
また模様替えした場合のバリエーションの想定も、もっとしておけばよかったと思います。