バラエティ界の“将軍”とも言うべき有吉弘行。北条義時になるのはみちょぱか、佐藤栞里か……

 毎週高視聴率を叩き出すNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。

 平家を滅ぼし、征夷大将軍となって鎌倉幕府を開いた源頼朝が急死した後、2代将軍の源頼家を支えるために導入された「13人の合議制」のドロドロした権力闘争が、時にコミカルに描かれる。

 時代は鎌倉から令和へ。鎌倉幕府ならぬ、バラエティ界の“将軍”といえば有吉弘行(48)だ。

 各局で多くのレギュラー番組を持つ彼には、さまざまなタイプの“御家人”女子たちが尽くしている。コラムニストのペリー荻野さんが分析する。

「キャッチャーとなる女性がいることで、有吉さんは安心してボールを投げられます。女性MCが横にいると座りもいいし、有吉さんのお殿様感が出ますよね。まさに“有吉殿”といえる状態です」

 そして、有吉に愛されたタレントは売れやすいと語るのは、あるテレビ誌ライターだ。

「そもそも有吉さんは、自分がおもしろいと思った芸人しか起用しません。そして、もう中学生など『有吉の壁』(日本テレビ系)からブレイクした芸人も多く、タレントをプロデュースする能力はピカイチ。

 お笑い事務所のマネージャーの多くが、有吉さんの冠番組に担当芸人を出演させることに躍起になっているんです」

 誰よりも有吉の寵愛を勝ち取り、バラエティ界の“義時”となるのは、はたして誰なのか。個性豊かな13人の女性の“権力闘争”を眺めてみよう。

「有吉さんがいまいちばんご執心なのは、みちょぱ(池田美優【1】)でしょう。『有吉あるところみちょぱあり』といった様子で、共演頻度は断トツです。セクハラ気味なツッコミでも、ちゃんと笑って返せて、しっかり者なところが好印象。相棒的存在だと思いますね」

 そう2人の相性を絶賛するのは、コラムニストの桧山珠美さん。

 ペリーさんも「芸人にも有吉さんにも明るく向き合えるから、収まりがいい。いつもノースリーブを着ていて、番組に解放感と華やかさを持ってきてますよね」と話す。

池田美優は「義時」にもっとも近い“元ギャル”。「若者文化からニュースまで解説ができるコメント力の高さで、有吉さんにツッコミを入れられる貴重な存在」(平田さん)

 有吉殿は“元ヤン”感溢れる包容力をお気に召されてるご様子だが、一方でお嬢様タイプもお好みのようだ。

「みちょぱと同じくらいお気に入りなのが、佐藤栞里さん【2】。

 いつも芸人集団からいちばん離れたところに立っていて、みんなが彼女の“お嬢様”感を大事にしている感じが伝わってきます。清涼剤みたいな立ち位置で、コメントするだけで愛される天然のキャラクターです」(ペリーさん)

 数多いる女人の中でも、ギャル系とお嬢様系の2人が、義時の座を争っているようだ。

 最近は2人に後れを取ってしまったのが、ギャル系の藤田ニコル【3】。

「イジりつつ褒めるみたいな、有吉さんお得意の“転がし”でよくイジられていましたが、殿の寵愛をキャラクターの近いみちょぱに奪われ、過去のオンナとなってしまった感が(笑)。『過去にいじめられていた』など、“病み”系の話をときどきするのが、よくなかったのかもしれませんね」(桧山さん)

 一方、殿が安心して関係を築けているのが、フワちゃん【4】と指原莉乃【5】。

「フワちゃんは誰にでもタメ口の弾けたキャラクターだけど、本当に失礼なことは言わなくて頭がいい。有吉さんも安心しているのがわかります」(ペリーさん)

 また、芸能ジャーナリストの平田昇二さんも「有吉さんはかつて番組で“怪物”だと思う芸能人を尋ねられ、指原さんを挙げていました。いわく、『どうしてAKB48に合格したんだみたいなやつが、芸能界の中心に立っちゃって。努力の怪物だ』と。有吉さんの愛を感じますよね」と、寵愛ぶりを指摘する。

「しっかり仕切ってくれるお局的存在」と、ペリーさんが話すのは水卜麻美アナ【6】。

「あまり出すぎないで自分の立ち位置をわかっている。賢いですし、有吉さんとのバランスが取れていると思います」

“しっかり×お嬢様”タイプで重宝される田中みな実。「局アナ時代よりフリーになってからの絡みがおもしろくて、有吉さんも明るくなりました」(平田さん)

 きれいどころでは小嶋陽菜【7】、田中みな実【8】、枡田絵理奈【9】だ。

「有吉さんにとって初の冠番組だった『有吉AKB共和国』(TBS系)で共演した小嶋さんとは、番組内での仲睦まじいやり取りがきっかけで、何度か熱愛報道も。

 本人も『よく一緒に仕事をしているので気分がいい』とイベントで話すなど大絶賛です。リアクションを予想しやすく、対応しやすかったのでしょう。

 桝田さんの愛称“マスパン”は、有吉さんが名付け親で、本人も愛着があると語っていますし、有吉さんの故郷である広島を巡る里帰りツアーの番組でも案内役を担当していました」(平田さん)

 ペリーさんは田中みな実の成長を実感している。

「田中さんは有吉さんにイジられることで、キャラクターの幅が広がりました。番組中に有吉さんや芸人たちがイジりすぎると、あの田中さんが涙目になるんです(笑)。イジりに愛があるからこそでしょう」

 過去に有吉殿が気兼ねなく毒を吐いたり、イジり倒した“御家人”たちも見逃せない。

「『有吉くんの正直さんぽ』(フジテレビ系)で共演した生野陽子アナ【10】は、一緒に歌って散歩をしてイジられまくった仲。

 高橋真麻さん【11】は『有吉弘行のダレトク!?』(フジテレビ系)で共演し、巨乳をイジりまくられ、“クソブス乳太郎”と呼ばれていました(笑)。

 この2人とのコンビネーションは非常によかったと思います。そして忘れてはいけないのが井森美幸さん【12】。ニヤニヤしながら『相変わらずお美しいですね』などと言って井森さんを泳がせてからイジり倒すのがお決まりのパターン。

 いい感じのプロレスみたいで、観ていて微笑ましい。初代のオンナは井森さんです」(桧山さん)

 そして、今後をいちばん期待されるのが、この春高校に入学したばかりという田牧そら【13】だ。

「『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』(NHK総合)で、子供のときからずっと共演しています。“隣のお兄さん”的な優しい目線でそらちゃんを見ている姿は、毒舌といわれる有吉さんの優しいピュアな一面が見られてホッとしますね。

 そらちゃんは『源氏物語』に登場する紫の上みたいな感じ。成長を見守り、いずれは自分の理想のオンナに育てるみたいな感じじゃないでしょうか(笑)」(桧山さん)

 有吉殿の寵愛を受けるため、これからも熾烈な争いは続きそうだ。