栃木県議会通常会議が30日始まり、新型コロナウイルス感染防止対策と原油価格や物価高騰への支援策などを盛り込んだ48億円余りの補正予算案など17議案が提出されました。

県は新型コロナの感染防止対策と政府が策定したコロナ禍における原油価格・物価高騰の緊急対策に合わせて、生活困窮者や事業者への支援に向けた2件の補正予算案を提出しました。感染防止対策は自宅療養者の健康観察体制を強化するため、民間に委託するフォローセンター設置事業費や、10月に県内で開催される「とちぎ国体」選手団などへのPCR検査費用など約17億円を計上しています。

 

物価高騰対策は、生活困窮者への自立支援や低所得のひとり親世帯への給付金のほか、原油・原材料の価格高騰で悪影響を受けている中小企業や農業者への支援金など約30億8000万円を盛り込みました。今回提出された補正予算案は48億4000万円余りで、補正後の予算総額は1兆134億4000万円になります。

 

県議会通常会議は最終日の6月17日に採決が行われ、とちぎテレビでは6月1、3、6日の質疑・質問の模様を生中継します。