福田富一知事は27日、新型コロナウイルスの対策本部会議の結果を受けた臨時の会見を開き5月28日以降、警戒度はレベル2を維持するとしたうえで、これまで県民に要請していた会食の際の人数を4人までとする制限を28日に解除すると発表しました。

会食時4人以下の人数制限についてはオミクロン株が猛威をふるっていた2022年1月18日の会見で知事が呼びかけたもので制限がなくなるのは約4カ月ぶりです。

栃木県では現在の感染状況について、新規感染者数が高い水準となっているもののピーク時と比べるとその数が徐々に減少していて医療提供体制への負荷が低い状態が続いているとしています。

このことから警戒度はレベル2を維持したまま制限の解除に踏み切ったということです。一方、人数制限がなくなってからも会食では「とちまる安心認証」を受けた飲食店を利用することや時間を2時間程度とすることなど基本的な感染対策を引き続き徹底するよう呼びかけました。

また普段のマスクの着用については感染防止対策が講じられている場合は外すことも可能としました。気温や湿度が高い屋外では熱中症防止の観点からマスクを外すことを推奨しています。

栃木県では手洗いや「密」の回避など基本的な感染対策を継続するよう呼び掛けています。