地方視察のため那須町を訪れている秋篠宮さまが5月27日、町内の観光施設を見学されました。

視察2日目、秋篠宮さまがまず訪問されたのは、道の駅那須高原友愛の森の中にある伝統工芸品の体験施設です。

那須町の平山幸宏町長の案内で館内に入ると、この地域に自生する笹の一種「シノダケ」を使った伝統工芸品「那須の篠工芸」の作業工程を見学されました。この工芸品は、農家が冬場の収入が少ない時期に副業として主にザルを作っていたのが始まりで、およそ800年ほど前から伝わるとされ県の伝統工芸品になっています。秋篠宮さまは、「完成までにどれくらいの日数がかかるのか」などと熱心に質問されていました。

続いて、この時期、多くの修学旅行の生徒で賑わう那須どうぶつ王国を訪れ、施設の職員の案内で飼育されている希少な動物などを見て回られました。国内で飼育している施設が10カ所ほどしかない北米などに生息するネコ科の大型動物・ジャガーの獣舎では、餌やりを間近で見られました。秋篠宮さまは、2日間の日程を終え帰京されました。