5月は「水防月間」です。梅雨や台風のシーズンを迎えるのを前に、鹿沼市の河川では栃木県や市の職員が点検に当たりました。

この点検は水害を未然に防ごうと、梅雨や台風の時期「出水期」を迎える前に毎年行っています。

鹿沼市内では県の鹿沼土木事務所や鹿沼市消防本部などが参加し、9つの河川の26カ所を点検します。

26日は午前9時に口粟野地区を流れる思川の現状を見て回りました。

この周辺は粟野川が合流することもあり、2019年の東日本台風で川の水があふれたり堤防の決壊が起こったりして大規模な水害が発生しました。

鹿沼土木事務所によりますと、思川では昨年度までに被災した部分の復旧を終えていますが、さらなる水害対策として、川幅を広げたり堤防のかさ上げをしたりして、東日本台風のときの毎秒760トンという水の量に対応できるように工事を進めています。

この工事は年内に終わる見込みだということです。