ビールの原料になる二条大麦の生産が盛んな栃木県小山市で、収穫の最盛期を迎えています。

 

麦が実る初夏のころは「麦秋」と呼ばれ、こがね色に染まった麦畑が一面に広がります。小山市生井地区では、5月20日ごろから二条大麦の刈り取り作業が始まりました。今年も天候の良い日が続いたため生育具合は良く、25日は約90アール分を収穫しました。

 

二条大麦は小山市や栃木市など県南地区を中心に生産が盛んで、県内全体の去年の収穫量は約3万6千トンと佐賀県に次いで全国2位を誇ります。JAおやま管内では約1500ヘクタールで栽培していて、今年は4843トンの収穫を見込んでいます。

 

収穫された二条大麦は大手飲料メーカーに納品され、大人の喉をうるおすビールになって全国に出荷されます。

 

刈り取り作業は5月がピークで、6月上旬まで行われます。