ダイエットのために食事は気をつけたいと思いつつも、実際はなかなか難しいですよね。そこで今回は、料理研究家でダイエットカウンセラーのおにゃさんに「無理なく時短調理でやせられる方法」について教えてもらいました。時短調理で無理せずダイエットにチャレンジ!

やせられない悩みには、ひとつの共通点があった!

「なかなかやせられない」「年々太ってきた」。そういった悩みがある方は、食事に問題があることが多く、これまでたくさんの「やせられない方」たちとお会いしてきてわかったひとつの共通点は、(料理が面倒なので)すぐに食べられる食材を食べる傾向があるということです。

●食べてしまいがちな手軽なもの…

代表的なものをあげると、パン(菓子パン)やうどん、ラーメン、そうめん。焼くだけのギョーザやレンジで加熱するだけのシュウマイ。さらに、はんぺんやちくわといったねり物、カップスープ、小腹が減ったときについつい食べてしまうチョコやクッキーなど。おいしい! …けれど、どう考えても太ってしまうもの。

日々忙しくて料理をじっくりする暇なんてないですよね。しかし、少し工夫をすれば、簡単・時短でストレスなく食べられるものがたくさんあります。

なにを選ぶか、なにを食べるかによって無理なくやせることはできますので、今回は「無理なく短時間調理でやせられる方法」について、食事ごとにご紹介します。

●朝食編:納豆卵かけごはん、トマト

納豆と卵は冷蔵庫から出すだけ。ごはんは一度にたくさん炊いておき、1食ごとにラップで包むか保存容器に入れて冷凍しておきます。そして食事のたびに解凍。トマトは解凍している間に切るだけです。

こんなに簡単なのに、糖質・たんぱく質・ビタミンがしっかりとれますし、全部で5分もあれば終わります。ごはんは白米ではなく、雑穀や玄米、もち麦にするだけで栄養価がアップしますよ。朝は食べられない…という方は、出すだけのヨーグルトなどでもいいですね!

●昼食・夕食編:肉炒め、もしくは焼き魚、サラダ、スープ、ごはん

【肉炒め】

好みの切り落とし肉を塩胡椒してフライパンで焼いたり、レンジで加熱するだけ。切り落としであれば、包丁もまな板も不要なので、取り出して焼くだけです。洗い物も少なくなりますね!

【焼き魚】

魚焼きグリルやフライパンで焼くだけ。それすら手間であれば、魚の缶詰(水煮)がおすすめ。サバやイワシ、サンマ、サケなど、今はいろいろな種類の缶詰が売っているので、自分好みのものをたくさんストックしておくといいですね。

缶詰であれば、基本はあけてお皿に盛りつけるだけ。(ズボラな私はお皿に盛りつけず、そのまま食べていることも多いです(笑))。

味つけをしたければ、しょうゆやみそをつけて食べればOK! お刺身を買ってくれば、こちらもお皿に盛りつけるだけですね。

【サラダ】

レタスを手でちぎる、キュウリ・トマトは切るだけ。サラダ以外なら、ザクザク切ったり、あるいは手でちぎったキャベツやもやしを耐熱ボウルに入れてレンジでチン! その後に、鶏がらスープやコンソメ、しょうゆ、ごま油などで味つけするだけです。

【スープ】

お湯を沸かして、お椀に乾燥わかめ、スーパーで売っているカットずみの小ねぎ、鶏ガラスープやコンソメ顆粒を入れてお湯を注ぎます。

【ごはん】

朝食と同様1食分を解凍するだけ。

メインおかず、サブおかずの2品があっても全て15分もあればつくり終わります。

●ポイントを押さえて時短調理でやせる体に

<ポイント>

1:そのまま食べられるもの(缶詰・乾物)、野菜も包丁・まな板不要で洗うだけでいいものを用意しておく。冷凍野菜も便利。 2:凝った料理はつくらず、基本は「焼くだけ・蒸すだけ・レンジ加熱するだけ」にする。 3:米はつくり置きしておき1食分ずつ冷凍しておく。

そもそもそんなにたくさん用意するのが面倒くさいという場合は、メインおかず、サブおかずが2品、白米…と全部そろえなくても、できる範囲でやればOK! これらを意識するだけで、1日30分で朝・昼・夜の食事づくりが終わります。加工品やお総菜に頼らなくても大丈夫です。

私が主宰するダイエットプログラムのメンバーさん達はフルタイムでお仕事をしている方が多いですが、忙しくても手間をかけずに自分のできる範囲で、基本は自炊をベースにし、やせて体調もよくなっていきます。

たまにのコンビニごはんやスーパー・お弁当屋さんのお総菜に頼っても大丈夫です! 日々の生活で体は変わっていきますから、ぜひお試しくださいね。