プロ、アマ、学生を問わずサッカーの日本一を決める天皇杯への出場権を掛けたNEZASカップ・栃木県サッカー選手権大会の決勝が8日、宇都宮市の県グリーンスタジアムで行われ、関東サッカーリーグ2部のヴェルフェ矢板が、1部の栃木シティを3-3、PK戦4-3で下し、10年ぶり3回目の切符を手にしました。

試合は前半9分、ヴェルフェ矢板が最初のコーナーキックのチャンスを得ると、ファーサイドからの折り返しをキャプテンの秋谷が頭で合わせて先制。後半5分に追いつかれ、延長前半にさらに2点を追加されましたが、延長後半にMF村上がロングシュートを突き刺すなど2点をあげ驚異的な粘りでPK戦に持ち込みました。

PK戦では今シーズン限りで引退の意思を固めているGKの小林が古巣相手に2本ストップし、ヴェルフェ矢板が10年ぶり3回目の天皇杯出場を決めました。

ヴェルフェ矢板は県グリーンスタジアムで5月21日に山形県代表の長井クラブと対戦、一方、J2の栃木SCは6月1日に2回戦から登場します。