コロナ禍で公共施設を使ってサッカーの練習ができなかった子どもたちのために自前でグラウンドを整備した那須塩原市のパンの製造販売会社が、さらにいい環境で試合をしてもらおうと7日からグラウンドを天然芝にする取り組みを始めました。

那須塩原市でパンの缶詰などを手掛けるパン・アキモトはコロナ禍の影響で公共施設で活動ができなかった小学生のサッカーチームのために会社敷地の一部をサッカーグラウンドに整備し去年10月にオープンさせました。

子どもたちにさらに良い環境で汗を流してもらいたいとおよそ4000平方メートルのグラウンドを天然芝にする整備を検討していたところ 公益財団法人社会貢献支援財団の今年度の奨励賞に選ばれ、300万円の支援を受けらることになったということです。

芝の植え込みを7日から行い、自主練習の場として使用していた近くの東那須野中学校サッカー部の生徒や地元の有志などおよそ50人が参加。視察に訪れた財団の安倍昭恵会長も手伝い、1万3000ポットもの苗を手作業で植えていきました。

来週中にはすべての苗を植え、グラウンドは今年9月からリニューアルオープンを予定しています。