小山市の殺人未遂事件 覚せい剤使用容疑の男関与か
1日、小山市の塗装工場に男が侵入し会社役員の男性を刃物で刺して逃げました。警察は、殺人未遂事件として捜査していて、昨夜事情を知っているとみられる男を覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕しました。
事件があったのは小山市向野にある大谷塗装工業所です。小山警察署によりますと1日、午前10時半ごろ男が工場に侵入し勤務していた会社役員の72歳の男性と口論になりました。その際、男はこの男性の右胸を刃物で刺しその場を立ち去ったということです。刺された男性は右胸に刃物が刺さった状態で病院に搬送され、逃げた男について「見知らぬ男」と話しているということです。逃げた男は年齢40歳くらいで、髪の毛は黒で短く衣服は上下ともに黒、紺など暗い色でした。
その後、警察が付近を捜索していたところ、身なりが似ている男を、近くの事業所の敷地内にある自宅で発見し小山警察署で任意で事情を聞きました。その際、受け答えの様子がおかしかったことから尿を検査したところ覚せい剤が検出されたため使用した疑いで小山市向野の会社員、山根 達二容疑者39歳を緊急逮捕しました。山根容疑者は、覚せい剤の使用について「やってない」と容疑を否認しているということです
警察は、山根容疑者が殺人未遂事件について何らかの事情を知っているとみて慎重に捜査を進めています。