ごみから発電の電気を供給 官民共同出資で新会社 那須塩原市
太陽光発電やバイオマス発電などエネルギーの地産地消によって、環境にやさしいまちづくりを目指そうと、那須塩原市と民間企業がこのほど新しい電力会社を設立しました。
新たに設立された電力会社「那須野ヶ原みらい電力」は那須塩原市と市内の企業やNPO、それに県内の銀行など合わせて7社が共同出資して設立しました。市のごみ処理施設「那須塩原クリーンセンター」でごみを焼却する際に発電された電力や地域の太陽光発電のエネルギーを買い取ります。電力の供給は、ことし10月から始める予定で、市役所や公立学校を皮切りに、将来的には民間企業や一般家庭への供給も目指しています。
那須塩原市では3年前、他の自治体に先駆けて二酸化炭素の排出量を2050年までに実質ゼロにすることを宣言しています。電力の地産地消により、市では二酸化炭素の排出量を年間でおよそ550トンの削減できると見込んでいます。