第3世代iPhone SE、需要が予想を下回るため数百万台を減産のウワサ
今月発売されたばかりの第3世代iPhone SEですが、2つの情報源が「需要がアップルの予測を下回っているため、今後の生産を数百万台は減らす」と報じています。
第3世代iPhone SEは、第2世代iPhone SEと同じデザイン(2017年発売のiPhone 8を踏襲)ながら最新のA15 Bionicプロセッサを搭載し、5Gにも対応。画面ガラスは上位モデルのようにセラミックシールドを使われていませんが同等に頑丈だと証明されており、A15チップの効率化のほかバッテリー容量が増加しているため電池の持ちもよくなっています。
当初、アナリストらは第3世代iPhone SEの需要は好調で、年内の販売台数は3000万台に達し、第2世代の初年度よりも500万台ほど多くなると予想していました。しかし、これを否定する2つの情報が相次いでいます。
1つは日経の英字メディアNikkei Asia(および日経新聞)。それによればアップルは2022年4〜6月に第3世代iPhone SEの生産台数予測を当初より2割減らし、サプライヤーに200万〜300万台の減産を通達したとのことです。
もっとも新モデルの魅力が薄いというより、もっぱら外的要因のためとされています。まずロシアのウクライナ侵攻が半導体不足を悪化させていることと、インフレによる生活コストの上昇で家電製品の買い控えを招く懸念がある、との趣旨が述べられています。
またアップル関係の有名アナリストMing-Chi Kuo氏も、新iPhone SEの需要が低いと指摘しています。「上海のロックダウンはiPhone SEの生産に影響しない。しかし、新型iPhone SEの需要は予想より低く(その証拠の1つが「在庫あり」の納品状況)、私は2022年の出荷予想を1500万〜2000万台に引き下げた(前回は2500〜3000万)」とのことです。
Shanghai lockdown doesn't affect the iPhone SE production. However, the new iPhone SE demand is lower than expected (the delivery status "in stock" as one of the proofs), and I cut my shipment estimation in 2022 to 15-20M (vs. 25-30M previously).
- 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) March 28, 2022
もっかロシアのウクライナ侵攻のほか、中国・上海での感染急拡大によるロックダウン(都市封鎖)などもあり、今後スマートフォン全般の需要は落ち込むのかもしれません。アップルが準備中と噂のハードウェア版サブスクリプションも、そうした事態を織り込んでいる可能性もありそうです。
Source:Nikkei Asia,Ming-Chi Kuo(Twitter)
