去年の東京オリンピックで金メダルを獲得し日本を沸かせたフェンシング男子エペ団体。

4月に開かれるこの種目の17歳以下の世界大会で宇都宮市の中学生が日本代表に選ばれました。

菊池徹平選手15歳。

この春、中学校を卒業し4月から宇都宮中央高校に進学します。

菊池選手がフェンシングを始めたのは小学2年生のころ。

現在は、多くの日本代表選手を送り出している名門上三川フェンシングクラブで週に3日練習を重ねています。

菊池選手が出場する種目「エペ」は足先まで含めた全身が得点源となるルールで先に相手を突いたほうがポイントを得られます。

15歳で178センチ74キロと恵まれた体格で長い手足と62キロという強い握力を生かしたしっかりとした剣さばきが武器です。

新型コロナの影響で試合がなく自分の力を図れない不安な時期が続いた中、去年1月の大会では予選落ち。

しかし、その悔しさをばねに7月の全国中学生大会では県勢として初めて全国制覇を成し遂げました。

そして代表選考の対象となる国内4つの大会で3度、表彰台に立ち見事代表の座をつかみました。

菊池選手がエペ個人で出場する17歳以下の世界大会「ジュニア・カデ世界選手権」は4月、中東ドバイで開かれます。