コロナ禍で小規模に 変わる葬儀の形
近所づきあいの減少や新型コロナウイルスの影響もあって栃木県内でも葬儀に対する要望が変化しています。
特に感染拡大防止のため小規模な家族葬にしたいという人が増える中、事業者はニーズ合わせた取り組みを進めています。
3月5日、宇都宮市松原に家族葬専門のホール「家族葬のタクセル松原」がオープンしました。
コンセプトは「近くて小さい」。葬儀をする場所として求められるのは相談しやすい自宅の近くで、あえて小さくつくり自宅のように過ごしてもらうためリビングなどの設備も整っています。参列者は20人ほどを想定し費用は税別8万円台からです。
家族葬のタクセル松原 新津修二支配人:「新型コロナウイルスの感染リスクを避けるため家族や親族、親しい人のみで葬儀を行いたいという人が増えている」
新型コロナウイルスによって葬儀の小規模化は加速していて、今後、葬儀の単価は2割程度減少する見込まれます。
家族葬のタクセルでは現在、栃木県内に5店ですが、ニーズの高まりを受けて3年以内に30店オープンさせる予定で、関係者は家族葬がこれからの主流になっていくとみています。