生活に困っている人に食品を無償で提供している「フードバンクうつのみや」でインターンをしている大学生が7日、宇都宮市内の高校で出前授業を行いました。 

出前授業を行ったのは、去年9月からフードバンクうつのみやでインターン生として食品提供のサポートや地域の居場所づくりといった活動をしている宇都宮大学2年の伊藤和樹さんと寺田啓人さんです。

2人は、貧困の現状やこうした支援団体について若い世代に知ってもらおうと、宇都宮市松が峰の日々輝学園高校で講演しました。

この中で、実際にあったケースをもとに、生徒たちがグループごとに助けを必要としている人に食品を提供する模擬体験が行われました。

支援を求める人によって状況はさまざまで、電気やガスなどのライフラインが使えない人、高齢者や子どもが家族にいる人もいます。

生徒たちはその人を取り巻く状況を考えながら提供する食品の種類や量を選んでいました。