【海外発!Breaking News】2年間行方不明だった6歳女児、祖父宅の地下から発見される(米)
2019年7月から行方不明となっていたアメリカ在住の女児が、このほど祖父宅の地下から発見された。警察によると親権を失った両親が女児を誘拐し2年以上隠していたそうだ。かねてからそこに子供がいるという情報が寄せられていたが信憑性が低く捜索令状を取ることができなかった警察は、ついに有力な情報を得て家宅捜査した結果、階段下の狭いスペースから少女と母親を発見した。『NBC News』『New York Post』などが伝えている。
【この記事の他の写真を見る】
米ニューヨーク州ソーガティーズの民家で2月14日、2年前から行方不明だったペイズリー・シュルティスちゃん(Paislee Shultis、6)が発見された。
警察の調べによると、2019年7月に親権を失った両親が同州ケイユーガ・ハイツで暮らしていたペイズリーちゃんを誘拐したのち、祖父にあたるカーク・シュルティス・シニア(Kirk Shultis Sr.、57)の家に隠していたことが明らかになった。
ペイズリーちゃんが両親と一緒にいるという情報はこれまでも寄せられていたがどれも信憑性が低く、事件解決には至らなかった。そして今月14日、有力な情報を得た警察が家宅捜索に踏み切ったところ、家の中にいるペイズリーちゃんを発見したという。
ソーガティーズ警察のジョセフ・A・シナグラ署長(Joseph A. Sinagra)は、メディアに対し発見時の状況をこう明かした。
「貴重な情報を提供してくれた人がいたおかげで2月14日の月曜日に、階段下にある狭い空間からペイズリーちゃんを発見することができました。それは捜索令状を取るために必要な情報で、この2年半の捜査に欠けていたパズルの1ピースがついに埋まった瞬間でもありました。あの捜索令状がなければペイズリーちゃんを見つけることはできなかったでしょう。」
「当初、家主であるカーク・シュルティス・シニアは2019年にペイズリーちゃんが行方不明になって以降、その姿を見ていないと主張していました。しかし今回の捜査開始から1時間後、エリック・ティーレ刑事(Erik Thiele)が地下への階段の様子がおかしいことに気づきました。そして板の割れ目に懐中電灯をあてると毛布のようなものが見えたそうです。さらに工具を使って木製の階段の板をはがすと小さな足が見えたといいます。そこにはペイズリーちゃんと母親のキンバリー・クーパー(Kimberly Cooper、33)がいたのです。」
その後、警察に保護されたペイズリーちゃんは救急医療隊員による検査を受け、健康状態は良好であることが確認された。
シナグラ署長によると、ペイズリーちゃんは学校に通っておらず、家でも教育を受けていなかったという。現在は法定後見人の元で姉と一緒に暮らしているそうで、このように明かした。
「ペイズリーちゃんは姉のことを覚えていました。法定後見人と姉との再会に向かう途中でマクドナルドを通過した時、運転していた刑事に『すごく長い間、ファストフードを食べていない』と話したそうです。刑事は車を引き返してマクドナルドに立ち寄りました。子供の居場所がわかって健康で安全に過ごせることは喜ばしいことで、それが一番大切なことです。」
なお非親権者である両親と祖父は親権妨害および子供を危険にさらした罪などで起訴されており、父親のカーク・シュルティス・ジュニア(Kirk Shultis Jr.)と祖父は子供に近づかないことを条件に翌15日の朝に保釈された。母親のキンバリーは未解決の令状により現在もアルスター郡刑務所に収監されているそうで、保釈には5万ドル(約580万円)が必要だという。
画像は『New York Post 2022年2月15日付「Paislee Shultis, young girl missing since 2019, found alive」(NYSD)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)
米ニューヨーク州ソーガティーズの民家で2月14日、2年前から行方不明だったペイズリー・シュルティスちゃん(Paislee Shultis、6)が発見された。
警察の調べによると、2019年7月に親権を失った両親が同州ケイユーガ・ハイツで暮らしていたペイズリーちゃんを誘拐したのち、祖父にあたるカーク・シュルティス・シニア(Kirk Shultis Sr.、57)の家に隠していたことが明らかになった。
ペイズリーちゃんが両親と一緒にいるという情報はこれまでも寄せられていたがどれも信憑性が低く、事件解決には至らなかった。そして今月14日、有力な情報を得た警察が家宅捜索に踏み切ったところ、家の中にいるペイズリーちゃんを発見したという。
ソーガティーズ警察のジョセフ・A・シナグラ署長(Joseph A. Sinagra)は、メディアに対し発見時の状況をこう明かした。
「貴重な情報を提供してくれた人がいたおかげで2月14日の月曜日に、階段下にある狭い空間からペイズリーちゃんを発見することができました。それは捜索令状を取るために必要な情報で、この2年半の捜査に欠けていたパズルの1ピースがついに埋まった瞬間でもありました。あの捜索令状がなければペイズリーちゃんを見つけることはできなかったでしょう。」
「当初、家主であるカーク・シュルティス・シニアは2019年にペイズリーちゃんが行方不明になって以降、その姿を見ていないと主張していました。しかし今回の捜査開始から1時間後、エリック・ティーレ刑事(Erik Thiele)が地下への階段の様子がおかしいことに気づきました。そして板の割れ目に懐中電灯をあてると毛布のようなものが見えたそうです。さらに工具を使って木製の階段の板をはがすと小さな足が見えたといいます。そこにはペイズリーちゃんと母親のキンバリー・クーパー(Kimberly Cooper、33)がいたのです。」
その後、警察に保護されたペイズリーちゃんは救急医療隊員による検査を受け、健康状態は良好であることが確認された。
シナグラ署長によると、ペイズリーちゃんは学校に通っておらず、家でも教育を受けていなかったという。現在は法定後見人の元で姉と一緒に暮らしているそうで、このように明かした。
「ペイズリーちゃんは姉のことを覚えていました。法定後見人と姉との再会に向かう途中でマクドナルドを通過した時、運転していた刑事に『すごく長い間、ファストフードを食べていない』と話したそうです。刑事は車を引き返してマクドナルドに立ち寄りました。子供の居場所がわかって健康で安全に過ごせることは喜ばしいことで、それが一番大切なことです。」
なお非親権者である両親と祖父は親権妨害および子供を危険にさらした罪などで起訴されており、父親のカーク・シュルティス・ジュニア(Kirk Shultis Jr.)と祖父は子供に近づかないことを条件に翌15日の朝に保釈された。母親のキンバリーは未解決の令状により現在もアルスター郡刑務所に収監されているそうで、保釈には5万ドル(約580万円)が必要だという。
画像は『New York Post 2022年2月15日付「Paislee Shultis, young girl missing since 2019, found alive」(NYSD)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)