オミクロン株の急拡大により連日多くの新規感染者が確認されている新型コロナウイルス。

栃木県内でもそれぞれの市や町で一般高齢者向けのワクチンの追加接種が順次始まっていますが、前倒しに苦慮する自治体も見られ25の市と町に現在の状況を聞きました。

まずは県です。宇都宮、小山、矢板、足利の4つの市に接種会場が設置されています。使用するワクチンはモデルナ製です。

宇都宮市から鹿沼市です。当初の予定から前倒しで始まったところもありますが、集団・個別ともスタートしています。

日光市から矢板市です。いずれの市でも、集団・個別とも既に接種が始まっています。

那須塩原市から上三川町です。那須塩原市と那須烏山市は個別接種を行わず、上三川町は特別な事情がある場合に限定しています。

益子町から壬生町です。壬生町は2月13日から集団接種を、芳賀町は14日から個別接種を始めます。

野木町から那珂川町です。塩谷、那須、那珂川の3つの町では集団接種のみ対応します。

デジタル庁の発表によりますと、6日時点での新型コロナワクチンの3回目の接種率は全国が5.89%、栃木県が6.29%です。

都道府県別では佐賀と岡山が10%を超えている一方、神奈川は4.17%で最も低くなりました。

県内のそれぞれの市や町によりますと、中にはファイザー製を希望する人もいて、モデルナ製の予約に空きが生じている自治体もあるということです。

接種の前倒しでそれぞれの自治体が対応に追われ、今後、ワクチンの供給量にもばらつきが見込まれます。

こうした中、福田 富一知事は7日夕方、とちぎテレビの番組に出演し、交互接種の効果などに触れ、県民に対して迅速な3回目の接種を呼びかけました。