日本ハムの新庄剛志ビッグボスが大型三輪バイクでキャンプ地入り ノーヘルだったけど、いいの?

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日本ハムの新庄監督が運転した大型トライクと同型の車両(ゴードン社の公式ホームページから)

 日本ハムのビッグボスこと新庄剛志監督(50)が2月1日に大型三輪バイクを運転してキャンプ地入りしたことが話題になった。

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 タイヤが3本でトライクとも呼ばれる車両で、1月15〜17日に千葉県の幕張メッセで開催された自動車ショー「東京オートサロン」を訪れた際に展示ブースを設けていた国産トライクメーカー「ゴードン」の大型トライク「GL1800 トライク Type3 フルコンプリート」が目に留まり、自腹でレンタルして沖縄まで移送したという。

 このトライクは排気量1・8リットルのエンジンを搭載するホンダの大型オートバイ「ゴールドウイング」をベースにしており、車両価格は約1000万円。ビッグボスはチーム宿舎のある沖縄県名護市から2軍キャンプ地の国頭村までの約30キロの道のりを自走したが、気になったのは乗車時に野球帽をかぶっていた点。ノーヘル、つまりヘルメットを装着していなかったのだ。

 オートバイに乗車する際はヘルメットの装着が義務づけられている。ところがトライクの場合はヘルメットをかぶらなくても違反にならない。

 道路交通法ではトライクはオートバイではなく、3輪の普通自動車と規定されており、普通自動車免許があれば、運転することができ、ヘルメットの着用義務もない。戦後から1960年代にかけて多く流通したオート三輪と同じ区分なのだ。


 さらに言えば、シートベルトの着用義務もない。そのため、オートバイ関係者は「ノーヘルでも運転はできるが、事故に巻き込まれることもある。安全面を考慮すると自主的にヘルメットをかぶった方がいい」と指摘した。

 ただし、ビッグボスのオートバイの運転技能は折り紙付きだ。プロ野球を引退後にインドネシア・バリ島に移住していた際は、プロのモトクロス選手を目指して現地でトレーニングをしていた経歴があり、当時はバイク8台を所有していたほか、2000万円をかけて自前のモトクロスコースを建設してしまったほど。

 ど派手なヘルメットをかぶっていれば、なおのこと良かったのかしれないが、法律には一切触れていないことだけは確かだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]