純正AR/VRヘッドセットは23万円以上?から第5世代iPad Airが春に登場?まで。最新アップル噂まとめ
2022年も始まったばかりですが、早くも次期iPhone SEやiPad Airなどの噂が盛り上がっています。しかしアップル従業員のオフィス復帰は変異株の感染拡大により先延ばしされており、新製品の開発には専用の高度な設備や対面での作業が欠かしにくいことから、エンジニアらも苦労しているのかもしれません。
純正AR/VRヘッドセットは23万円以上?から第5世代iPad Airが春に登場?まで、最新アップルの噂をまとめてお届けします。
第5世代iPad Air、2022年春に登場?A15チップや5G、センターフレーム対応の噂
2020年秋に登場した第4世代iPad Airは、非Proモデルとしては初のUSB-C搭載や、ホームボタンを廃止してTouch IDを電源ボタンに統合したことが大きなインパクトをもたらしました。その後継モデルが、第3世代iPhone SEと同時に今年(2022年)春に登場するとの噂話です。
Macお宝鑑定団ブログの中国情報筋によると、第5世代のデザインは前モデルと変わらないものの、中味は最新のA15 Bionicチップや5G対応モデムを搭載し、センターフレーム対応の12MP超広角フロントカメラが積まれるとのこと。要するに第5世代iPad miniとほぼ同じ仕様になる、というわけです。
そもそも第5世代iPad miniも「第4世代iPad Airを小さくしつつ、最新チップを搭載」という感のあるデバイスでしたが、第5世代Airはそれを大きくする模様です。以前はiPad AirとiPad miniのデザインは別々でしたが、今後は統一していく方向かもしれません。
将来のiPad Airといえば、有機EL搭載モデルが2024年には発売されるかもしれないとの予想が相次いでいます。もしも実現した場合は、再びデザインが一新されるのかどうかも気になるところです。
アップル製VRヘッドセット、23万円以上? 8KパネルやM1 Pro同等チップ搭載の噂
うわさのアップル純正AR/VRヘッドセットにつき、価格は2000ドル以上になるかもしれないとの予想が届けられています。
アップルが製品価格を競合他社より「少し高めに設定して利幅を確保する」のはいつものことです。が、Meta社のOculus Quest 2ははるかに安く、VRデバイスとしては高級製品に位置づけられるHTC Vive Pro 2でさえ10万円強であり、2000ドル以上は「少し高め」どころではありません。
なぜ、それほど高くなるのか。米BloombergのMark Gurman記者いわく「MacBook Proに搭載されているM1 Proと同等のものを含む、2つのプロセッサ」+「超高解像度の8Kパネルを含むマルチディスプレイ、交換可能なレンズ、先進のオーディオ技術」+「7年にわたる社内開発費」を積み上げていけば当然そうなる、というわけです。
しかしM1 Pro並みプロセッサを載せるのは、「より高度なグラフィックスが必要だから」(M1のGPUコアが7〜8に対してM1 Proは14〜16コア)とのこと。それに画面は「革新的な3枚ディスプレイ」との予想もあり、飛躍的に進化したビジュアルが楽しめる可能性が高そうです。
またGurman氏は独自のApp Storeも用意され、「ゲーム開発者にとって夢のような存在」になることや、アップルがVR視聴できるコンテンツを用意していること、FaceTimeをVR化した「新時代のZoom」になるとの期待も述べています。
それだけパワフルな機器だけに、14インチMacBook Proと同じ96W電源アダプタが同梱されるとの噂もありました。重さも300〜400gになるとの説もあり、第2世代モデル以降は軽量化が課題となりそうです。
「M2」チップ搭載14インチMacBook Pro、2022年後半に発売の噂。現行13インチより少し値上げか
現行のM1搭載13インチMacBook Proが、2022年後半に「M2」搭載の14インチ MacBook Proに置き換えられるとの噂話です。
有名リーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)Dynaldkt氏いわく、後継モデルの筐体デザインは14インチMacBook Pro(2021)と同じになり、「全てのポート」を備えているとのことです。
現行モデルは従来の13インチMacBook ProのインテルチップをM1に載せ替えたものですが、後継機は14インチMBPと筐体を共通にしつつ、プロセッサの違いで差別化を図るとも推測されます。
M2(仮)チップは、M1の改良版と噂されているプロセッサです。以前のBloomberg報道によれば、CPUコアは8個を維持、GPUコアは7〜8個から9〜10個に増やされつつ、より高速に動作するとのこと。またM1世代(M1、M1 ProおよびM1 Max)は5nmプロセス製造でしたが、M2世代は4nmに移行するとのサプライチェーン情報もありました。
そのM2チップを搭載した次期MacBook Airは、上位モデルと同じくミニLED画面を採用しつつデザインが刷新され、2022年後半に発売されると予想されています。M1搭載MacBook Airと13インチProが同時発表されたように、M2 Macも同じイベントで複数モデルが発表されるのかもしれません。
次期SEは「iPhone SE+5G」か。2023年は5.7インチSEが登場する可能性
次期iPhone SEが今年(2022年)春に登場し、現行モデルと同じ4.7インチ画面やホームボタンなどを引き継ぎつつも、最新のA15 Bionicチップを搭載して5G対応となるとの噂は、ほぼ定説となっています。しかし製品名については、確たる情報がありませんでした。
そんななか、ディスプレイ専門アナリストRoss Young氏が「iPhone SE+5G」になるとツイートした次第です。以前、Young氏は「SE Plus」説を唱えていたことがあります。
この見解は、アップルが「Plus」をiPhone 7 Plusなど大画面モデルに使ってきた過去を考えると、少し奇妙にも思えます。Young氏はアップル未発表製品のディスプレイに関しては正確な情報を伝えてきましたが、今回は製品名のことでもあり、判断を保留した方がよさそうです。
そうした意味では、Young氏のもう1つの主張「5.7インチあるいは6.1インチのSEが、2023年に発売されるかもしれない」の方が注目度が高いはず。iPhone XR/11のような全画面デザインとなり(第5世代iPad miniのような)電源ボタンにTouch IDを統合したデバイスの噂は、中国方面からも伝えられていたことです。
ともあれ次期iPhone SEおよび第5世代iPad Airらしき製品がEECデータベースに登録されたことに続き、Young氏は「次期iPhone SEの画面パネルが1月内に開始」との観測も付け加えています。あと数か月のうちに、アップルから噂のバーチャルイベントが告知されるかもしれません。
新型Mac Proが2022年末までに登場、Appleシリコンへの移行が完了する噂
主要なMacのプロセッサがインテル製からAppleシリコンに移行する計画は、2022年6月のWWDC(世界開発者会議)までに完了するとの予想もありました。そのためAppleシリコン搭載Mac Proも今年前半に登場すると見られていましたが、2022年末になるとの新たな噂が報じられています。
おなじみの有名リーカーDylandkt氏は「Mac Proが(Appleシリコンに)置き換えられる最後のデバイスだ」と述べており、それより早く他のAppleシリコンMacも登場すると示唆している模様です。
さらにDylandkt氏は、噂のAppleシリコン版iMac Proにつき「追加構成が1つ存在するかもしれない」とも述べています。次期iMac Proは27インチのミニLED画面を搭載し、M1 ProやM1 Maxチップを採用するとの予想もありましたが、AppleシリコンMac Pro並みに強力な構成もあり得そうです。