ライブストリーミングは、「アドバイスやコミュニティとの交流、自宅にいるという点をショッピングの社会的側面に組み合わせたもので、どれもすべて人々が大好きなことだ」とバルガス氏は指摘している。彼女は、セレブリティスタイリストのブラッド・ゴアスキー氏、セレブリティエステティシャンのレニー・ルーロー氏、元キールズ(Kiehl’s)のオーナーであるジャミ・ハイデガー氏など、著名なゲストをショーに招いていると話す。公に顔を出す創業者は、ブランドのライブストリーミング戦略にとってとくに効果的である。「創業者がショーを行えば、成功する」と、ビューティ・ソーシャルショッピングアプリのフリップの創業者でCEOのヌーア・アガ氏は言う。フリップが公式パートナーとするブランドには、トゥー・フェイスド(Too Faced)ユース・トゥー・ザ・ピープル(Youth to the People)、スーパーグープ(Supergoop)、アワーグラス(Hourglass)、カバーガール(Covergirl)、ビオデルマ(Bioderma)がある。短い動画に特化したTikTok風のアプリとして2018年にローンチしたフリップは、2021年6月にライブストリーミング機能を追加した。それ以降はライブストリームのコンテンツを増やしている。現在は、8人のライブストリーミングのホストに出資しており、2022年の第1四半期には500人にまで増やす予定だ。「創業者が来てライブをする目的は、その人を売り出すことではない。なぜこの製品が生まれたのか、どんな価値があるのか、どうやって作ったのか、その裏にはどんなストーリーがあるのかを伝えることに意味がある」とアガ氏は指摘する。同アプリではインフルエンサーコンテンツに加え、2022年第1四半期には、大手ビューティブランドの創業者によるライブを特集する予定だ。アプリでのライブストリーミングには、さまざまな創業者たちが参加している。「我々には起業家がローンチしたばかりのすばらしいブランドもたくさんあるし、それから、もっと大物の有名なセレブリティやインフルエンサーのブランドや製品もある」と、スーパーグレートの共同創業者でCEOのタイラー・フォークス氏は語る。「QVCやHSN、あるいは中国のライブストリーマーなどを見て、多くのインスピレーションを得ている」と、チャン氏は言う。「ライブストリームでの販売はとても特殊なスキルだ。そのスタイルを見ればわかるが、非常に異なる特殊なコミュニケーション方法なのだ」。そしてチャン氏は、「より多くの創業者たちがそのスキルを開発するようになるだろう」と予測している。[原文:Beauty & Wellness Briefing: The year in beauty livestreaming on social shopping apps]LIZ FLORA(翻訳:Maya Kishida 編集:山岸祐加子)