電気自動車のテスラ・モデルSのオーナーが、バッテリーの交換に2万ユーロ(約260万円)もかかるといわれたことから、爆破専門YouTuberであるPommijätkätからの協力を得て、およそ30kgのダイナマイトで愛車を爆破するムービーが公開されています。

Tesla owner blows up Model S instead of footing $22,600 repair bill - The Verge

https://www.theverge.com/2021/12/26/22853573/tesla-model-s-explosion-repair-bill

実際にテスラ・モデルSを爆破するムービーが以下。

Mies joka räjäytti TESLANSA!! Tesla Model S & 30kg dynamiittia. - YouTube

フィンランド南部にある採石場に運ばれるテスラ・モデルS



オーナーであるトゥオマス・カタイネンさんによれば、問題のモデルSは2013年に購入したもの。最初は問題なく走っていたそうですが、走行距離が1500kmを超えた辺りでエラーコードが出るようになったとのこと。テスラのディーラーに1カ月も車を預けた結果、「バッテリー自体を交換するしかなく、保証も切れてしまっているので2万ユーロの費用がかかる」と言われたそうです。しかし、「車の購入額の半分近くをバッテリー交換に支払うのはいやだ」というわけで、Pommijätkätに依頼して車を爆破する決心をしたとのこと。



安全を期して、岩壁にぐるりと囲まれた場所にモデルSを配置。



腕の太さほどもあるダイナマイトが、モデルSに取り付けられていきます。





「ダイナマイトは約30kgもあるので、衝撃波が非常に大きくなると予想できます。爆風はすべて背後にある岩壁に当てるように計算しています」



モデルSの中を張り巡らされた銅線



ダイナマイトに信管を挿していきます。



爆破の瞬間を安全に撮影できるように、衝撃から身を守るついたてとハイスピードカメラを設置。



そしてモデルSに乗せるために用意された人形には……



テスラのイーロン・マスクCEOの顔が貼り付けられていました。



そして、ついに準備が完了。爆破のスイッチを渡されたカタイネンさんは「今はとても気分がいいです。爆発が待ちきれません」とコメント。



カウントダウンの後にスイッチが押され……



ついにモデルSが大爆発。



大きな爆炎が上がります。



爆破に成功して喜びのハグを交わすカタイネンさんとPommijätkätの一同。



画像だとわかりづらいですが、爆破の瞬間をとらえたハイスピードカメラの映像を見ると、爆発の衝撃波が走っていくのが見えます。



空中からの映像を見ると、モデルSの破片がものすごい高さにまで吹き飛んでいるのがよくわかります。



爆破跡を訪れるカタイネンさん。



「モデルSでここまで楽しい気持ちになったことはないですね!」とコメントしながら、カタイネンさんはバラバラになったモデルSの残骸を集めていました。