金花体など19書体が「DynaSmart V」に新登場

2021年10月29日 15時10分

ダイナフォント新書体「金花体」ダイナコムウェア株式会社は、新たなダイナフォント19書体の提供を開始した。年間ライセンス商品の「DynaSmart V」「DynaSmart 教育機関向けプラン」「DynaSmart 学生版」を契約しているユーザーに向けた追加書体。19書体のうち「DFP金剛黒体」6ウエイトはTrueType形式のフォントのみの追加で、そちらは「DynaSmart T」を契約中のユーザーにも追加される。2021年10月に提供がスタートした書体は、2021年新書体の「金花体」や、テロップ書体の「太丸ゴシック体S」「極太丸ゴシック体S」「超極太丸ゴシック体S」など。「金花体」は、「文字とデザインの秋に相応しい文化的かつ芸術的な新書体」と紹介されており、カリグラフィーのエレメントから作成した装飾を文字セットから選んで自由に組み合わせることも可能となっている。この「金花体」は、金文の縦長の字形に、中国戦国時代の青銅器「中山王方壺」の蟠龍の彫刻をカリグラフィーの流れるような曲線美で外側に伸ばすという発想で設計され、欧文の筆記体や一筆書きのような雰囲気を持つ書体。一部のストロークをハートマークにするなど、遊び心も感じさせる書体に仕上げられている。「金花体」はOpenType形式（StdN）で、「太丸ゴシック体S」「極太丸ゴシック体S」「超極太丸ゴシック体S」は、OpenType形式（StdN）とTrueType形式を両提供。そのほか、楷書体「顔楷書W5/W7/W9」のOpenTypeフォントPro1-6N版およびPro1-6版も追加されている。