セキュアなメッセージングアプリとして人気を博している「Telegram」の創設者であるパーヴェル・ドゥーロフ氏が、2021年10月5日に発生したFacebookやInstagramでの大規模なサービス障害を受ける形で、7000万人もの新規登録者がいたことを明らかにしています。

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2021年10月5日、Facebookのシステムで障害が発生し、Facebook・Instagram・WhatsApp・Messenger・Oculusなどのサービスにアクセスできなくなりました。大規模障害の原因については以下の記事にまとめられています。

Facebook・Instagram・Oculus・WhatsAppが世界的にダウン、その原因とは? - GIGAZINE



この翌日となる2021年10月6日、ドゥーロフ氏は自身のTelegramチャンネルを更新し、「昨日、Telegramはユーザー登録とアクティビティにおいて記録的な増加を経験しました。Telegramの1日あたりの成長率は標準を一桁上回り、1日で他のプラットフォームから7000万人以上の難民を迎えることとなりました。Telegramは大規模なユーザー増加に完璧に対応したため、前例のない成長への対処を私は誇りに思います」と記し、Facebookのシステム障害が起きた5日に大規模な新規ユーザー登録があったことを明かしています。



続けて、「とはいうものの、南北のアメリカ大陸で暮らすユーザーの一部は、これらの大陸から何百万人ものユーザーが同時にTelegramにサインアップするためにアクセスしたことで、通常よりも遅いアクセスを経験した可能性があります」と記し、一部の地域ではアクセスしづらい状況になっていた可能性を挙げています。

さらに、ドゥーロフ氏は新規ユーザーに向けて「独立したメッセージングプラットフォームとしては最大のTelegramへようこそ。我々はあなたを失望させません」と記し、新規ユーザーを歓迎しています。

Facebookのシステム障害時に新規ユーザーを多数獲得したのはTelegramだけではありません。TelegramやWhatsAppと競合するメッセージングアプリのSignalも、「何百万人もの新規ユーザーを獲得した」とツイートしています。



なお、競合サービスで問題が起きたことでTelegramが大量の新規ユーザーを獲得したのは今回が初めてのことではありません。WhatsAppで大規模なユーザー離れが起きた際には、72時間で2500万人もの新規ユーザーがTelegramに殺到しています。

なぜメッセージングアプリの「WhatsApp」で大規模なユーザー離れが起きているのか? - GIGAZINE