【前園真聖コラム】第367回「森保一監督が10月までに修正しなければならないこと」
まず目立ったのは選手たちのコンディションの悪さです。海外組が増え、代表選手の主力がヨーロッパから帰国して試合をするというのが原因の一つでしょう。これは今後も考慮しなければいけない要因です。
ただ、10月のワールドカップアジア最終予選までに解決しなければいけない問題があります。それは今回の日本の戦い方です。
また選手起用についても疑問がありました。代表集合前に一番調子が良さそうなのは古橋亨梧でした。ところが古橋は左サイドで使われます。どうして古橋をトップにしなかったのか。選手の勢いをそのまま代表チームに持ち込んでよかったと思います。堂安律と久保建英の五輪のコンビをスタートから持ち込むという考え方でもよかったはずです。
他にもオナイウ阿道をせっかく呼んだのなら、なぜ使わなかったのか。中国戦は途中から大迫勇也に疲れが見えましたからオナイウの出番でよかったでしょう。それから古橋にしてもオナイウにしても呼んできちんと使っておけば、次に招集したときのモチベーションが違ってきたはず。そういう選手を「気持ちよく」させる起用法ではなかったと思います。
10月のアウェイ・サウジアラビア戦、ホーム・オーストラリア戦ではこの問題点をぜひ解決してほしいと思います。そしてこの問題点が解決できなければ、たとえ本大会に出ても勝ち進めません。10月の森保一監督には大胆な采配を望みます。
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1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。