県内も緊急事態宣言 観光地の人出は… 広島
広島県内で3度目となった「緊急事態宣言」。広がり続ける感染を抑え込むことができるでしょうか。
(佐藤弥生記者リポート)
「通勤時間帯をむかえました。駅からたくさんの人が出てきてバスのほうに向かっていきます」
県は昼間の人出を削減するために職場への出勤者を7割減らすことなどを要請しています。
しかし、広島駅ではバスなどを待つ人の行列もみられました。
(IT系企業に勤務)
「特にきのうとは変わっていないと思います。会社もテレワークとかを推奨はしているんですけどなかなか難しい部分もあったりするので」
(商社に勤務)
「交互でテレワークをしている効果はあまりなさそう慣れてきちゃっている」
観光地の人出はどうでしょうか。
(澤和輝記者リポート)
「本来なら多くの人でにぎわう商店街ですがきょうの人の姿はまばらです」
27日はシャッターを閉めて休業している店が目立ちました。
一方、こちらの旅館では観光客が減るなかでも営業を続けています。
(錦水館・志熊聡支配人)
「会社としても存続していくために営業はしなければいけないんですけども
お客様が来られるかどうかというところも危惧しつつ売り上げと経費のバランスを日々見ながらやっていくしかないかなと思っています」
多い時には予約のキャンセルが1日で10件ほと出ることもあり部屋は4割程度しか埋まっていません。
予約がゼロにならない限り営業は続けるといいますがこの先も厳しい状況は続きます。
(志熊聡支配人)
「緊急事態宣言が明けたとしてもすぐに(人が)動くかどうかというのは
なかなか難しいとみているので9月10月、ここはかなり厳しいととらえて対応しております」
宮島を訪れた観光客からはこんな声も。
(広島市内からの観光客)
「どうしようかなと悩んだんですけど近場でちょっとうろうろしたいなと思って
(緊急事態宣言)1回目は家から出るのが怖かったですけどちょっと慣れてきてしまったところはあります」
県の集中対策やまん延防止等重点措置で多くの飲食店が営業時間の短縮や休業する中、27日からは酒やカラオケを提供する店には原則休業を求めています。
何度も繰り返されてきた「緊急事態宣言」。来月12日まで感染者の抑え込みに向けた正念場が続きます。