主演の後藤剛範
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 森沢明夫の小説「大事なことほど小声でささやく」が映画化され、後藤剛範、深水元基、遠藤久美子、峯岸みなみらが出演することが発表された。

 主演を務めるのは「全裸監督」シリーズなどで知られる後藤剛範。後藤演じる主人公の“ゴンママ”こと権田鉄雄は、昼はジムで体を鍛え、夜はジム仲間が通うスナックを営んでいるキャラクター。そんなゴンママとバーテンダーのカオリが、個性豊かなお客の悩みに寄り添うカクテルを用意する物語となり、映画化では歯科医の四海良一夫婦の話にクローズアップする。

 キャストには後藤のほか、深水、遠藤、峯岸、田村芽実、遠藤健慎、大橋彰、田中要次が集結。『こはく』の横尾初喜監督がメガホンを取り、谷碧仁が脚本を手掛ける。8月下旬に都内でクランクインし、2022年の秋に全国公開される予定だ。

 主演の後藤は「初主演、巨漢、オカマ、ゴンママ、ジム、横尾監督。情報量がちょっと多くて一度その場から離れました。小学生の時からゴンちゃんやゴッサム、と言われてきた自分としては控えめにいってもこれは自分がやるべき役だなと思い、後に監督からすぐに自分が浮かんだという言葉がとても嬉しかった。この世界の、シャイでファニーな登場人物はとても心地よく、相手に掛ける言葉の一つ一つが今の自分にとって胸が暖かくなります。その理由を探すつもりで現場に入ろうと思ってます!」と意気込んでいる。

 なお、MotionGalleryでは2021年11月30日23時59分まで作品の制作や宣伝費用のためのクラウドファンディングを実施している。(須田璃々)