不穏な空気を感じさせる本ビジュアル…
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 古田新太・主演、松坂桃李と共演する映画『空白』(9月23日公開)から、本ビジュアルが公開された。

 本作は、映画『ヒメアノ〜ル』『犬猿』などの吉田恵輔監督がオリジナル脚本で手掛けるヒューマンサスペンス。スーパーで万引きを目撃され、逃走中に車と衝突した女子中学生の死をめぐって、被害者の父親と事故に関わる人々の姿が描かれる。古田がモンスター化していく女子中学生の父親・添田充を、松坂が追い詰められるスーパーの店長・青柳直人を演じる。

 公開された本ビジュアルは、大切な一人娘を亡くし、この世の悲しみの全てを放出するかのように慟哭する添田の顔のアップと、虚ろな目で苦悶の表情を浮かべながら土下座をして許しを請う青柳が、“空白”に浮かび上がる構成に。2人の写真の間には黒い影も入っており、「空っぽの世界に、光はあるか」というキャッチコピーともども、不穏な空気を感じさせる内容になっている。(高橋理久)