子どもたちに夢について考えてもらおうと、とちぎ未来大使による特別授業が14日、鹿沼市の中学校で行われました。

講師は宇宙航空研究開発機構JAXAの吉川真さんです。

夢講座を受けたのは鹿沼市の北押原中学校の全校生徒およそ330人です。

講師の吉川さんは新型コロナウイルスの影響を慮して神奈川県にあるJAXAの相模原キャンパスからオンラインで参加しました。

吉川さんは栃木市出身で2020年12月に小惑星リュウグウから表面の砂を持ち帰ったはやぶさ2のミッションマネージャです。

小惑星から物質を持ち帰るというはやぶさ2の功績は初代はやぶさに続き2例目で、世界中からたたえられました。

しかし、吉川さんは失敗なくしてはあり得なかったと話します。

世界で初めて小惑星から物質を持ち帰ったはやぶさでさえ採取の量が少なかったり、宇宙空間で行方が分からなくなったりと失敗の連続でした。