日本一のイチゴの産地、真岡市二宮地区を拠点に活動する尊徳太鼓保存会が埼玉県で開かれた大会で初優勝し、福田富一知事を表敬訪問しました。

県庁を訪れたのは尊徳太鼓保存会の賀川賢一会長やリーダーの猪野麻美さんなどです。

猪野さんらは5月に行われた第2回全国七人制和太鼓選手権大会の女子の部にエントリーし、初出場で初優勝を飾りました。

尊徳太鼓保存会は江戸時代、全国各地で荒廃した村を救った二宮尊徳の精神にならって1992年に設立された団体で、来年30周年の節目を迎えます。

普段は男女混合で演奏しますが、今回は大会のために演目を変更し週4回の練習を重ねてきました。

コロナ禍で演奏する機会が激減し、気持ちを作って臨んだという本番は一糸乱れぬ見事な演技を披露し来場客による投票の結果、見事、優勝を勝ち取りました。

福田知事は「まさに横綱の演技。文化の担い手として栃木への愛着も広めてほしい」と快挙をたたえ、賀川会長は「来年のとちぎ国体の開会式の演奏に申し込もうかと考えています」と 笑顔で答えていました。