宇都宮市街地のおよそ半分を焼失し620人以上が犠牲になった宇都宮空襲から12日で76年です。

当時の被害の様子や人々の暮らしぶりを振り返る企画展が開かれています。

うつのみやの戦災展は1945年、昭和20年7月12日に宇都宮を襲った空襲について多くの人に知ってもらい、戦争や平和を考えることを目的に毎年行われています。

今回は宇都宮空襲当日だけでなく、ほかの日にも宇都宮が襲われた7回の空襲の資料などを中心におよそ50点が展示されています。

当時の米軍小型機が宇都宮を襲撃した時の映像です。小型機が機関銃やロケット弾で無差別に地上を爆撃する機銃掃射が行われた様子がアメリカ国立公文書館に保存されていて、企画展では当時の地図と比べながら紹介されています。かつて宇都宮飛行場があった清原地区を中心にカラー映像で見ることができます。

また、今回初公開の罹災証明書は宇都宮市民から寄贈されたもので、当時被災した住所や名前、発行者の宇都宮市長の名前などが書かれています。

うつのみやの戦災展は8月31日まで、宇都宮城址公園の清明館で開かれています。