大雨や地震などの影響で破損したインフラを速やかに復旧できるよう自治体と建設業協会などが災害時の連携方法を確認する訓練が23日、宇都宮市で行われました。

訓練には栃木県の宇都宮土木事務所や宇都宮市、宇都宮建設業協会などからおよそ80人が参加し、栃木県全域に大雨洪水警報が出されている想定で行われました。

それぞれの団体の拠点をリモートでつなぎ、テレビ会議システムや無線などを通して災害発生地域のパトロールや点検の指示を出します。

被災現場の情報共有は建設業協会が独自に作った写真や位置情報を共有するシステムを使って行われ、現場で撮影された写真などを本部が確認しました。

そして、システムを通して田川沿いの堤防の一部が壊れたという情報を受け取ると、現場に駆け付けたメンバーがドローンを飛ばして状況を確認したり、土のうを積むなどして復旧活動に当たりました。

参加した人たちはシステムを活用して刻一刻と変わる災害の状況をリアルタイムで把握し、迅速に対処する方法などについて確認していました。