言葉の壁をなくすポケトーク! タイムラグの壁を克服して画期的な機能を無料提供へ
ソースネクストが2017年に発売した翻訳機「POCKETALK(ポケトーク)」は、シリーズ累計の出荷台数が80万台を超え、翻訳機市場で圧倒的なシェアを獲得している。
初代ポケトークは2017年12月発売
2代目「ポケトーク W」は2018年9月発売
3代目「ポケトーク S」は2019年12月発売
ポケトーク Sを大画面化した「ポケトーク S Plus」は2020年7月発売
このように、昨年までは毎年新しいハードウェアを発売してきた。
圧倒的なシェア獲得の裏には、販路の確保や販売手法などが大きく影響する。
しかし、ポケトークの成功は、それだけではない。
製品開発において、ユーザーからのフィードバックを迅速に反映し、使いやすさを改善してきたことも大きい。
ポケトークは、現在もアップデートにより機能改善を継続してきているが、
6月15日に都内で開催された「ソースネクスト 新製品発表会」では、
さらに画期的な新機能が発表された。
■リモート会議で活用できる新機能「ポケトーク字幕」
新型コロナウイルス感染症の拡大以降、リモート会議が一般的になってきた。
オンラインで繋がるリモート会議では、日本と海外での会議や、外国人との会議も行えるため、日本語以外でコミュニケーションを取る必要もでてきている。
そんなシチュエーションで活用できるのが「ポケトーク字幕」なのだ。
「ポケトーク字幕」を利用するには、パソコンに専用ソフトウェアをインストールして手持ちのポケトークで話すだけでよい。
これだけでパソコンに表示されているリモート会議の画面に設定した言語で字幕が表示されるのだ。
互いの画面に設定した言語が字幕表示される
ポケトーク字幕は、まるで映画の字幕を見ているように、相手の話した言葉が瞬時に字幕で表示される。字幕はリアルタイムで表示されるため、通訳者を挟んだ会話に比べ圧倒的にタイムラグが少なく、通訳者を介さずに双方向のやり取りが可能となるのだ。
ソースネクスト代表取締役会長 兼 CEO 松田憲幸氏は、
「もし映画が逐次通訳ならとても観ていられない。字幕にすることでこんなにストレスがなくなるんだと感じた。
タイムラグも言葉の壁の1つなんだということに気付いた」
このように語る。
ポケトーク字幕は、Windows版の提供開始は8月予定。
Mac版の提供時期は未定だが、開発中とのこと。
82言語に対応し、ZoomやMicrosoft Teams、Webexなどのリモート会議システムに対応する。
料金は無料。
ポケトークユーザーであれば誰でも利用できる。
なお、自分の言葉が翻訳され、Zoomなどに字幕できる翻訳機としては日本初となる。
■最大100人が同時に使える「グループ翻訳」
ポケトーク字幕の字幕機能を応用した新しい機能として「グループ翻訳」も提供を開始する。
最大100人(100台)までのポケトークで利用できるグループ翻訳は、多言語間でスムーズなコミュニケーションが取れるというメリットがある。
双方向で設定した言語に素早く翻訳
「グループ翻訳」は、複数のポケトークをグループチャットとしてつなぐことで、そのグループ内で利用できる。
グループは招待制となっており、グループを立ち上げたユーザーから共有されたグループIDとパスワードで入室可能となる。
左から日本語、英語、中国語。発言者の言語が翻訳され、グループ内のポケトークにほぼ同時に表示される
グループ翻訳機能は、ポケトークのアップデートという形で提供される予定だ。
ポケトーク W
ポケトーク S
ポケトーク S Plus
これらのモデルで利用可能になる。
提供開始は7月予定で、価格は無料だ。
新型コロナウイルス感染症の拡大によって、この1年半はインバウンド需要が消失した。
しかし、ワクチン接種の加速により、延期になっていた東京オリンピック・パラリンピック開催も予定されており、経済回復にも期待が高まっている。
今後、新型コロナウイルス感染症が終息したとしても、在宅ワークやリモート会議は、企業にとって新しいスタンダードとして継続されていくことは間違いないだろう。
そうした社会や企業の変化に対応し、リモート会議の環境改善、活用を促進させる製品開発と提供を積極的に取り組むソースネクストの動向は、今後も注目していきたい。
・POCKETALK (ポケトーク) - 翻訳機を超えた、夢のAI通訳機|POCKETALK(ポケトーク)
執筆:S-MAX編集部 2106bpm
初代ポケトークは2017年12月発売
2代目「ポケトーク W」は2018年9月発売
3代目「ポケトーク S」は2019年12月発売
ポケトーク Sを大画面化した「ポケトーク S Plus」は2020年7月発売
このように、昨年までは毎年新しいハードウェアを発売してきた。
圧倒的なシェア獲得の裏には、販路の確保や販売手法などが大きく影響する。
しかし、ポケトークの成功は、それだけではない。
製品開発において、ユーザーからのフィードバックを迅速に反映し、使いやすさを改善してきたことも大きい。
ポケトークは、現在もアップデートにより機能改善を継続してきているが、
6月15日に都内で開催された「ソースネクスト 新製品発表会」では、
さらに画期的な新機能が発表された。
■リモート会議で活用できる新機能「ポケトーク字幕」
新型コロナウイルス感染症の拡大以降、リモート会議が一般的になってきた。
オンラインで繋がるリモート会議では、日本と海外での会議や、外国人との会議も行えるため、日本語以外でコミュニケーションを取る必要もでてきている。
そんなシチュエーションで活用できるのが「ポケトーク字幕」なのだ。
「ポケトーク字幕」を利用するには、パソコンに専用ソフトウェアをインストールして手持ちのポケトークで話すだけでよい。
これだけでパソコンに表示されているリモート会議の画面に設定した言語で字幕が表示されるのだ。
互いの画面に設定した言語が字幕表示される
ポケトーク字幕は、まるで映画の字幕を見ているように、相手の話した言葉が瞬時に字幕で表示される。字幕はリアルタイムで表示されるため、通訳者を挟んだ会話に比べ圧倒的にタイムラグが少なく、通訳者を介さずに双方向のやり取りが可能となるのだ。
ソースネクスト代表取締役会長 兼 CEO 松田憲幸氏は、
「もし映画が逐次通訳ならとても観ていられない。字幕にすることでこんなにストレスがなくなるんだと感じた。
タイムラグも言葉の壁の1つなんだということに気付いた」
このように語る。
ポケトーク字幕は、Windows版の提供開始は8月予定。
Mac版の提供時期は未定だが、開発中とのこと。
82言語に対応し、ZoomやMicrosoft Teams、Webexなどのリモート会議システムに対応する。
料金は無料。
ポケトークユーザーであれば誰でも利用できる。
なお、自分の言葉が翻訳され、Zoomなどに字幕できる翻訳機としては日本初となる。
■最大100人が同時に使える「グループ翻訳」
ポケトーク字幕の字幕機能を応用した新しい機能として「グループ翻訳」も提供を開始する。
最大100人(100台)までのポケトークで利用できるグループ翻訳は、多言語間でスムーズなコミュニケーションが取れるというメリットがある。
双方向で設定した言語に素早く翻訳
「グループ翻訳」は、複数のポケトークをグループチャットとしてつなぐことで、そのグループ内で利用できる。
グループは招待制となっており、グループを立ち上げたユーザーから共有されたグループIDとパスワードで入室可能となる。
左から日本語、英語、中国語。発言者の言語が翻訳され、グループ内のポケトークにほぼ同時に表示される
グループ翻訳機能は、ポケトークのアップデートという形で提供される予定だ。
ポケトーク W
ポケトーク S
ポケトーク S Plus
これらのモデルで利用可能になる。
提供開始は7月予定で、価格は無料だ。
新型コロナウイルス感染症の拡大によって、この1年半はインバウンド需要が消失した。
しかし、ワクチン接種の加速により、延期になっていた東京オリンピック・パラリンピック開催も予定されており、経済回復にも期待が高まっている。
今後、新型コロナウイルス感染症が終息したとしても、在宅ワークやリモート会議は、企業にとって新しいスタンダードとして継続されていくことは間違いないだろう。
そうした社会や企業の変化に対応し、リモート会議の環境改善、活用を促進させる製品開発と提供を積極的に取り組むソースネクストの動向は、今後も注目していきたい。
・POCKETALK (ポケトーク) - 翻訳機を超えた、夢のAI通訳機|POCKETALK(ポケトーク)
執筆:S-MAX編集部 2106bpm