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山田、キラーピッチングマシンでバント練習な!

本日はお出掛けの記録です。緊急事態宣言下に球投げ棒打ちなどやりおって…と世間の目も日増しに厳しくなるなかで元気に開催されておりますプロ野球交流戦西武VS中日の試合に行ってまいりました。1週間隔離生活のようにテレワークに邁進した身に訪れた束の間の仮釈放と思って、魂の回復に勤しむ所存です。

訪れた西武ドームにはたくさんの人が集まっています。これが俗に言う「人流」というやつでしょうか。僕のなかの正義感もメラメラと燃え上がり、「こんなお祭り気分で出かけてきたらどうせ帰りに飲んだりするんだろう!」とドヤしそうになりますが、ハッと気づきます。この近隣には会食ができる飲食店など基本的になかったことを(※数店舗あるにはあるが)。まぁ、大人しくてきて、大人しく帰るだけならヨシとしましょう。お食事は換気100%の球場内でお楽しみいただければと思います。

球場ではいつものやかま…元気な松崎しげるさんの歌声ではなく、何やら冒険感あふれる音楽が流れています。いぶかしみながら入場すると、青いウチワ状のものを配布されました。見ると、この日はコラボイベントデーだとのことで、ドラクエのスライムの形をしたボードが配布されているではありませんか。球場前の特設ブースには人だかりができ、コラボグッズなども販売されている模様。さすが「コラボできるものとは何でもコラボする」ことでおなじみのコラボ球団ライオンズ、元気に緊急コラボ宣言中です!

↓スライムのボードをいただきました!



↓口元にあてると飛沫防止になるとの主張です!



大型ビジョンにはコラボデーであると告知が掲出され、選手紹介時にはいつもとは違う音楽が流れています。先発・今井達也の紹介時にはコラボ映像がビジョンに流れ、顔写真的に4本の腕を備えたライオン型モンスターのイラストの表示もされました。さらに、始球式では「キラーピッチングマシン」なるロボット型ピッチングマシンが登場し、時速199キロという豪速球(※ホントかな?)を投げるというサプライズ演出が。これには世間も大盛り上がりです!

↓西武ドームにキラーピッチングマシンがやってきた!

SNSでは「キラーマシンらしく2球投げろ(※2回連続で行動するモンスターだから)」などの声も!

常設のアトラクションとして置いておきたいくらいの出来栄え!



そして、始まった試合。まさかピッチングマシンにキラーされたわけではないでしょうが、初回から中日はアカン感じです。表の攻撃をポンポーンと簡単に終えると、1回裏の西武の攻撃は無限につづかんばかりの猛攻に。先頭の岸(※孝之ではない/潤一郎)が相手エラーで出塁すると、つづく金子も二塁打で早くも無死二・三塁。ひとり倒れたのち、ファースト強襲安打(+1点)⇒死球⇒三塁打(+3点)⇒ポテン二塁打(+1点/送球エラーで打者走者三塁へ)⇒犠牲フライ(+1点)で一挙に6得点。得点が入るごとにドラクエのレベルアップの音が鳴り、やたらと景気がいい場内。打者一巡で早くも勝ち確モードです!

↓よし、勝ったな!中日の交流戦優勝の夢、ここに潰える!


↓交流戦の優勝は2010年以来11年ぶりとなるオリックスでした!


↓ちなみに、今日本で一番有能な解説者として評判の藤川球児さんはオリックス優勝を見事的中です!


球児さん最高や!

球児さんの言うことは絶対!



西武先発の今井は「相手がなかなか三振してくれない」と苦労しながらも、しっかりと中日打線を抑えていきます。危ない場面はほとんどなく、7回まで投げ切って2失点という好投。初回の大量リードもあって、開幕から32試合連続無失点の日本記録が掛かる平良海馬の登板も控えることができました。「これこれ、こういうのでいいんだよ」というエースっぽい投球内容に、コラボモンスターもニッコリ。

一方、打線のほうは完全に「今日はもう6点でええやろ」の雰囲気。4回裏には無死一塁から送りバントを試みるも、9番山田がスリーバント失敗。山田は6回裏の無死一塁の場面でもリベンジ送りバントに挑戦しますが、こちらも初球キャッチャーフライで2打席連続のバント失敗に。これには辻監督もキラーピッチングマシンでのバント練習を命じずにはいられないでしょう。本当に時速199キロ出ている場合は指にでも当てると一気にシーズン終了となりそうな気もしますが、まぁ、それぐらいのほうが練習にも真剣味が出るでしょう!

そんななか嬉しい報せもありました。5回裏、打席に立ったミスターレオ栗山巧がレフト線に抜ける二塁打を放つと、味方の追撃もあって栗山さんは生還し、西武は1点追加。そして、この回の終了にて試合が成立すると、栗山さんは通算2000試合出場の達成となりました。記録達成に花を添える安打と生還は、本人含めチーム一丸となってこの日を祝おうという気持ちを感じるものでした。

本人的には「2000試合時点で2000安打を達成していない」ことに対して、1試合1安打の責任を果たせていないと悔しがる姿もありましたが、歴代の2000安打達成53人中でも2000試合以内での達成は36人ということで標準的・十二分なペースで来ています。プロ20年目、ライオンズ一筋での2000試合出場、そして今季中の達成が濃厚な2000本安打と、まさに今年は「栗山巧20thアニバーサリー」といったシーズンです。この節目の試合に立ちあうことができて、個人的にも非常に光栄です!

↓栗山巧さん通算2000試合出場です!次は3000試合出場達成でお会いしましょう!


これは10年後くらいにライオンズクイズで出そうですね!

「栗山巧2000試合出場の対戦相手は?」という問題が!

パ・リーグだけ考えてあてずっぽうで答えても絶対に当たらないヤツ!



非常に気持ちのいい試合展開となり、大満足のお出掛けに。フードのコラボなどもあったものの、そちらは早々に売り切れとなっており楽しむことはできませんでしたが、まぁ貴重な交流戦の機会でもありますし、お越しいただいたドラゴンズファンが楽しんでくれたのであればヨシとしましょう。ドラゴンズファン的には「いや、そんなことより負けてくれや…」という話かもしれませんが、そこは真剣勝負ですので、「実力」ということでご笑納いただければ幸いです。

↓ヒーローインタビューでは2000試合出場の栗山さんが若手の手を持ち上げる素敵場面が!


↓試合終了後はドラゴンズファンの皆さんにグラウンドを見ていただきました!


↓僕も中日のトラックが西武ドームに止まっている場面を見させてもらいました!


だからどうしたって話ですが、次にこの場面を見るのはいつかわからないので記録しておきますね!

交流、ありがとうございました!


次は中日のほうがドラゴン的なのとコラボしてもいいかもしれませんね!