第1打席で14号ソロを放ったエンゼルスの大谷翔平【写真:AP】

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インディアンス先発のプリーサック、試合前に大谷に言及

 米大リーグ・エンゼルス大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、インディアンス戦に「2番・DH」で先発出場。初回の第1打席で3試合連続となる14号ソロを放った。飛距離440フィート(約134メートル)の大きな一発でメジャー単独トップをキープ。かつて二刀流を志したこともある相手先発投手は「オオタニのような男を見れば、それ(二刀流)が可能だと分かる」などと試合前に話したようだ。米メディアが報じている。

 大谷の存在は他のメジャーリーガーにも刺激を与えているようだ。その1人が、大谷に14号を浴びたプリーサック。初回、外寄り94マイル(約151キロ)を中越えにはじき返された右腕は、この試合の前に大谷について言及していた。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「プリーサック、ショウヘイ・オオタニの偉業で二刀流の夢が再燃」との見出しで記事を掲載。大谷が19日(日本時間20日)のインディアンス戦に投手として先発登板する予定であることを伝え「水曜日、プリーサックはインディアンスの打者相手に投げるオオタニを見ることになるだろう。彼は二刀流の才能に驚き、夢を見るだろう」とつづっている。

 プリーサックは19年にメジャーデビューした26歳。ここまで通算15勝をマークしているが、同メディアは「16年のドラフトにかかる前は、あらゆるポジションをこなし、外野の3ポジションと内野を守った。高校時代には捕手もやっていた」とアマ時代は野手としてもプレーしていたことを紹介している。

大谷については「ショータイム・プレーヤーだ」と絶賛

 マイナー時代のプリーサックは、当時の投手コーディネーターに野手としてもプレーできるか尋ねたことがあるようだ。申し出は却下され「それが君の才能だ。そのプランでやっていこう」とメジャー昇格の道は投手だと諭されたという。

 大谷は今季、打者として本塁打ランク1位の14本塁打、投手としても防御率2.10に40奪三振を記録しているが、プリーサックは「オオタニのような男を見れば、それ(二刀流)が可能だと分かるだろ」「そういうことをできる選手は多くない。彼はショータイム・プレーヤーだよ」などと絶賛したという。

「マウンドであってもフィールドであっても、毎日グラウンドのどこかでプレーできることを彼(大谷)はただただ楽しんでいるんだと思う」とプリーサック。投手でありながら、毎日のように試合に出て躍動する大谷に、羨望の眼差しを向けているようだ。(THE ANSWER編集部)