画像提供：YK.P.C Wolfman(@WolfmanYk)さん

写真拡大 (全2枚)

ヒトを蔑むように見下ろすシマフクロウがTwitterに投稿され、その妖艶な表情が注目を集めている。

こちらに冷ややかな視線を向けた木の上のシマフクロウが、左羽を口元に当てて何事か囁いているように見える。この圧倒的な目ヂカラのシマフクロウは、北海道の大学に通いながら動物や風景を撮っているYK.P.C Wolfmanさんが、釧路市動物園を訪れた際に撮影。右羽を伸ばしたりしながらリラックスした状態で、羽繕いをした直後だったそう。この表情を浮かべていたのは、「おそらく2〜3秒」ほどという一瞬の出来事だったという。

艶っぽい表情を浮かべた画像に「『あらあら、地べたから毛のない醜いお猿さんが何か用かしら』とか蔑まれてそう」と、セリフを付けてYK.P.C Wolfmanさんが投稿したところ、表情とセリフの色っぽさがぴったり融合。目にした人の脳内で美輪明宏や能登麻美子、榊原良子などの声で再生されるという事象が相次いだ。Twitterには、「なんだこの色気は・・・美しい」「どうしても、脳内で超絶美人に変換されてしまう」といった声のほか、想像を掻き立てられたクリエイターからイラスト化した画像も複数投稿されている。なお、女性的なセリフ回しはあくまでも雰囲気。釧路市動物園にはオスのトカチとメスのムムが暮らしているが、足環の色の確認がとれなかったことなどもあり、YK.P.C Wolfmanさんはどちらか判別できなかったという。

シマフクロウは、絶滅危惧IA類に指定されている「ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高い種」。釧路市動物園でも飼育・繁殖などによる保全活動を行っており、2020年には10年ぶりに1羽の繁殖に成功している。