自身の冠番組で岩政氏とぶっちゃけトークを展開した内田氏。(C)DAZN/Suguru Saito

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 DAZNでは、今年現役を引退した内田篤人氏が独自視点で解説していく冠番組『Atsuto Uchida's FOOTBALL TIME』を配信中だ。第11回目の放送では、岩政大樹氏がゲストで登場した。

 鹿島アントラーズで共に戦った盟友を迎え、トークを弾ませた今回。サイドバックとセンターバックの違いについて質問が飛ぶと、SBとして長年活躍した内田氏は「シャルケで3バック(のCB)をやったときがあるけど、めちゃめちゃ疲れる。スプリントとか走る量はSBの方が多いけど、使う筋肉が違うのかな」と、ドイツ時代の経験も踏まえながら説明した。

 対して大型CBとして、最終ラインに君臨した岩政氏は「メンタル的にもやっぱり違う。ゴール前にいる責任があるんで」と現役時代を回想。そのうえで、「試合最後の方にパワープレーで前に行くけど、あのときめっちゃ心が下りる(楽になる)。やった、もうゴール前守らなくていいっていう。それぐらいゴール前にいるってのは結構疲れる」と明かした。
 
 これには内田氏も、鹿島の指揮官で現役時代はブラジル代表でもCBを務めたザーゴ氏が、「CBのポジションはクソだ。俺はもうそこで何10年もやってきたけど、もうやりたくねえ」と語っていたという貴重な裏話を披露し、「俺も嫌だなCBはちょっと。精神的にきつい」と同調。「ミスが全部(失点に繋がる)。取り返すって言っても、セットプレーで上がってくぐらいしかない」と続けた。

 そして最後は岩政氏が「失点のやっぱ1番近くにいるポジション。どんな形であれ最終的にはCBの近くで失点してしまうので、それを受け入れながら次に向かうっていうのは日々求められる。結構タフな仕事」とまとめた。

 百戦錬磨の戦士でも、CBでプレーするのはやはり相当なプレッシャーが掛かるようだ。盟友コンビの貴重な“ぶっちゃけトーク”だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部