変わったカタチをした大根が、ツイッターで注目を集めている。


ご立派(画像はたうざー(@KfTzR_Towser)さんから)

こちらは、ツイッターユーザーのたうざーさんが2020年12月2日に投稿したものだ。左手で握っているのは、大根。手からこぼれ落ちそうなくらい、太いサイズである。

「凄く立派なオトコ大根が採れた」

と呟く投稿者。

収穫した大根は、スーパーでは、なかなか見かけない姿をしている。まるで男性の下半身のように、綺麗に根が三股に分岐しているのだ。

この大根を見た他のユーザーからは、ツイッターに

「これもう芸術だろ」
「色んな意味で食べにくい(困)」
「負けた」

といった反応が寄せられている。

「『ムスコ』は畑の栄養に」

12月3日、Jタウンネットは投稿者のたうざーさんに詳しい話を聞いてみた。

職業は米農家だという投稿者。ツイッターで話題になった大根は自宅の畑で作っていたものだという。2日頃に収穫したそうだ。

採れた大根を見た時の感想を聞いてみると、

「自家用の畑で根菜を作っていると、こういった根裂けはよく起きるのですが、ここまであからさまな形で立派なのはなかなか珍しいと思ったので、Twitterに流してみました(笑)」

と話した。根裂けした理由を、こう推測する。

「特殊な育て方はしていません。強いていえば、この大根を作った畑は何年も前に盛り土をしたせいで小石などが多く含まれるようになっています。また土質が変わったので、その影響があるのかもしれません。
根裂けになる原因が、土壌内の小石や土の塊などによって起きるそうなのですが、普通に育ててもなる時はなりますね」

大根は、その後どうなったのだろうか。

たうざーさんは2日「閲覧注意」としながら、例の大根の突起部分にハサミや包丁をあてがった写真をアップしている。


ヒェッ

いったい、何を...。3日には「立派なオトコ大根は切り干し大根になりました」と呟いた。


「立派なオトコ大根は切り干し大根になりました」と呟くたうざーさん。

大根の根は、全て切り干し大根にしたのだろうか。

「『ムスコ』の部分はしておらず、生ゴミとして畑の栄養になって貰います(笑)」

切り干し大根は、たうざーさんの母親が作ったとのことで、捨ててしまったのは「(ムスコ部分が)小さいので刻むのが面倒くさかったんだと思います」と話した。


「ムスコ」は、畑の栄養に。

なんて不思議なカタチをした大根なのだろう。投稿が反響を呼んでいることに、たうざーさんは

「多くの方に見て笑って頂ければ幸いです」

と笑顔で話した。