「鳥栖に来て出逢った全ての皆様ありがとうございました」と感謝を伝えた高丘。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 横浜F・マリノスは10月23日、クラブの公式ホームページでサガン鳥栖からGK高丘陽平を完全移籍で獲得したことを発表した。

 高丘はクラブを通して「F・マリノスでプレーする機会を与えてくださった関係者の皆さまに感謝をいたします。歴史と伝統あるこのクラブの一員になれた事をうれしく思います。チームの方向性、スタイルを一日も早く理解し、チームの勝利に貢献出来る様に精進していきます。素晴らしいファン・サポーターの皆さまの前でプレーが出来る事にワクワクしています!皆さま、これから宜しくお願いいたします!!」とコメントした。

 神奈川県出身、24歳のGK高丘は、横浜FCの下部組織から2014年にトップチームへ昇格。その後18年に鳥栖へ移籍。今季は公式戦17試合に出場していた。

 今季のJリーグでは、新型コロナウイルスの影響で、10月2日から30日まで例年には無かった選手の登録期間を設置したため、今回の移籍が実現した。
 
 高丘は、シーズン終盤の移籍とあって、鳥栖のホームページで「シーズンも残り2か月を切ったタイミングでの移籍という事もあり、僕自身熟考の末、決断致しました。2018年3月末にサガン鳥栖に加入してから2年7か月間本当に充実した日々を過ごす事ができました」と難しい決断だったことを明かす。

「初めての移籍で不安を抱えながらクラブハウスに来た思い出がつい昨日の事の様に感じます。試合に出た時、出られない時、様々な状況の中で沢山の方々に支えて頂いて今の自分があります」と感謝の気持ちを表し、「今回コロナの影響でファン・サポーターの皆様、スポンサーの皆様、鳥栖で出逢い支えて下さった全ての皆様に直接挨拶できない事は残念ではありますが、今後自分がより飛躍し活躍する事で恩返しをしていきたいと思っています」とファンへメッセージを綴った。

 新天地となる横浜は、今季鳥栖との対戦は終えている。高丘は残されたシーズンでアピールを重ね、来季の鳥栖戦で恩返しとなるプレーを披露できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部