森元首相(左)と会談する蔡総統=8月9日、総統府

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(台北中央社)李登輝(りとうき)元総統の告別追悼礼拝に参列するため、18日から19日までの日程で台湾を訪れる森喜朗元首相は、18日午後に台北市の総統府で蔡英文(さいえいぶん)総統と会談する。総統府が17日、発表した。

森氏は先月9日にも弔問のため訪台し、台北市内の追悼会場を訪れていた。

総統府の張惇涵(ちょうじゅんかん)報道官は、森氏が再び弔問団を率いて台湾を訪れることに感謝を示し、今回の訪台は森氏と李氏との間の深い結びつきを表すだけでなく、日本と台湾の深い友情を示すものでもあると述べた。

森氏は15日の東京五輪・パラリンピック組織委員会理事会に左腕をつった状態で出席し、体の一部を負傷したことを明らかにしていた。これについて張報道官は、負傷の情報は耳に入っているとし、森氏が無事に訪台でき、一日も早く回復することを願う気持ちを語った。

(温貴香/編集:名切千絵)