Ken Yamanさん提供

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8月3日、インドの首都ニューデリー郊外のグルガオンにココイチこと「カレーハウスCoCo壱番屋」のインド1号店が開店した。

【写真】インド1号店のココイチカレー。日本と同じですね

今回のインド進出に際しココイチは、現地の宗教事情にあわせて牛肉、豚肉は使用しないものの、ルーは日本から輸送、米もジャポニカ米を使用とあくまで和風カレーで勝負するということ。カレーが日本の国民食と言われるようになって久しいが、ココイチのような和風カレーは南アジアで食べられているような本来のカレーからは"魔改造"されたと言っていいほどかけ離れた存在。それが本場中の本場、インドで果たして通用するのだろうか?

オープン初日にココイチ・インド1号店を訪れたインド在住の日本人サラリーマン、Ken Yamanさんにお話をうかがった。

中将タカノリ(以下「中将」):ココイチのインド1号店はどのような立地なのでしょうか?

Ken:首都デリーの南西30kmにある、ハリアナ首都の一都市グルガオンという都市のCyberHubというオープン型のショッピングモール内です。(コロナ以前は)夜間や週末は、多くのインド人の中産階級の家族連れや友人同士が食事やショッピングを楽しんでいます。

中将:オープン初日はインド在住の日本人の方で混雑していたようですが、インド人の方の感想を聞いたり来店している様子を見る機会はありましたか?

Ken:8月3日の初日はインドの祭日と重なりインド人は少なかったようです。店舗の方に聞くと、店舗で働くインド人が食べた感想は「インドカレーとはまったく別物だけど、これはこれで美味しい」ということでした。

中将:日本のカレーとインドのカレーって全然違うのに美味しさは伝わったんですね!

Ken:味付けは好まれると思います。追加として、日本人には濃すぎるくらいの味を濃くするオプションがあるとよりインド人に好まれると思いました。また、日本のココイチのように会社帰りに一人でさくっと食べるという文化がなく、友人や家族でテーブルを囲んで食事を楽しむ方が多いため、見た目のボリュームや豪華さ、サイドメニューなどの充実が必要な気がします。

中将:食堂使いするかレストラン使いするかの違いですね。欧米に進出したラーメン屋さんでも同じような課題があると聞きます。
今回Kenさんが食べたチキンカツカレーのゆで卵トッピングは約960円だったいうことですが、この価格設定は現地の方にとってどうなのでしょう?

Ken:値段は、このエリア界隈では適切だと思います。2号店以降の立地によっては、やや高いかもしれないです。また今インドルピーが弱いのもあって日本の値段と遜色なく見えますが、ルピー高にもどれば日本から見ると日本より高い値段設定の印象になると思います。
ともあれ今後、インド人がココイチを訪れ、実際に和風のカレーを食べてどう感じるか楽しみです。インドは基本的に親日的で、みんなフレンドリーで優しい国です。ビジネスチャンスもまだまだ転がっていると思うので、これからもココイチのように日本の会社が進出してくれると同じ日本人としてうれしいです。

 ◇ ◇

Kenさんによると、本格的にインドの方がココイチを訪れるのはコロナがもう少し収まってからではないかということだった。しかしお話から推察するに、ココイチの和風カレーはインドでも十分に通用する可能性がありそうだ。
今後多くのインドの方がココイチを訪れ、和風カレーの魅力を知ってくれるよう願いたい。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)