『キリング・イヴ』の"ヴィラネル"が参考にしたアドバイスとは?

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大人気のサスペンスドラマ『キリング・イヴ/Killing Eve』でロシア人の暗殺者ヴィラネルを演じるジョディ・カマー。本作の演技でエミー賞を受賞するなど絶賛されている彼女が、英Radio Timesのインタビューで、過去にある俳優から受けたアドバイスについて明かしている。

英国イングランドの北西部にあるマージ―サイド州リヴァプール出身のジョディ。女優を目指していた頃に地元の独特な訛りをなくそうと考えたものの、同州出身で犯罪ドラマ『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』のアル・カポネ役で知られるスティーヴン・グレアムにアドバイスされて考え直したという。その時のことを次のように振り返っている。

「私がもっと若くて、今とは違う芸能事務所に属していた時のことよ。本当に若くて、どうしてそう思ったのか分からないけど、"自分の訛りをなくさないと"って考えていたの。そんな時にスティーヴン・グレアムと共演したら、彼から"訛りをなくしたりしたらダメだ! 俺はなくしてないぞ"って言われたのよ」

スティーヴンのアドバイスにより、ジョディは労働者階級である北部の訛りをTVで耳にする大切さを悟り、「北西部の労働者階級ゆえの考えにすぎないかもしれないけど、そういった訛りをTVでは聞かないから」と、自分のルーツを大切にしたいとも述べている。

そんなジョディだが、『キリング・イヴ』ではロシア人のはずなのにリヴァプール訛りで話すのはウケを狙っているように感じたため、製作チームにヴィラネルを演じる時には訛りで話すのをやめたいと頼んだことも明かしていた。

『キリング・イヴ』シーズン3は、5月31日(日)に米BBC Americaで放送された第8話をもって終了し、すでにシーズン4への更新が決定している。日本ではWOWOWプライムにて7月7日(火)よりシーズン3がスタートとなる。(海外ドラマNAVI)

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『キリング・イヴ/Killing Eve』シーズン3
(c)Paola Kudacki/Sid Gentle Films/B